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プッシュ通知の平均開封率は?成果を最大化する秘訣も

公開日:2022.03.15 / 更新日:2026.03.09 / Post by MML編集部

「キャンペーンやお知らせを配信しても、開封率が数%しかない」
「そもそも開封率の業界平均値ってどのくらい?」

アプリ運用を担当されている方なら、一度はこんな悩みにぶつかったことがあるのではないでしょうか?

プッシュ通知は、ユーザーのスマートフォンに直接情報を届けられる「強力な販促ツール」です。しかし、一歩間違えて企業都合のメッセージを送り続ければ、アンインストールの原因にもなりかねません。

そこで本記事では、プッシュ通知のメリット・デメリットや、開封率を上げるための具体的なポイント、成功事例などを徹底解説します。

さらに、最新の業界別ベンチマークデータと成功事例の裏側をまとめた「プッシュ通知攻略ガイド」も作成いたしました。
プッシュ通知の見直しによって「1配信あたり約700万円」相当の効果を生み出した事例の紹介など、成果を最大化させるためのノウハウを解説していますので、ぜひご覧ください。

【今すぐ無料ダウンロード】プッシュ通知攻略ガイド

プッシュ通知の重要性

プッシュ通知は、自社のアプリユーザーに対して企業側からダイレクトにメッセージを配信できる機能です。

アプリを開いていない状態でも、スマートフォンのロック画面やポップアップで通知を表示できるため、アプリの起動率や継続率の向上に寄与します。

「店舗・ブランドなどの企業独自の公式アプリのアンインストール理由」についてDearOneで調査したアンケート結果

上記は、「アプリをアンインストールする理由」について弊社で調査した結果です。(株式会社DearOne「アプリ利用実績状況調査」より)

アンインストール理由の上位「長い期間利用していなかった」「店舗・ブランドに興味がなくなった」という課題は、最適なタイミングでのプッシュ通知によって改善できる可能性があります。

一方で、4位には「通知が多いから」という理由もランクイン。この結果からも、プッシュ通知の送り方ひとつで、アプリの継続率を大きく左右することが分かります。

プッシュ通知の開封率の平均は?

では、実際のプッシュ通知の開封率はどのくらいなのでしょうか?

以下に、AIRSHIP社の調査「Mobile App Push Notification Benchmarks for 2025」をもとに弊社で作成したグラフをお見せします。

2024年のプッシュ通知の開封率平均データ(AIRSHIP社より引用)。Android、iOSともに3%前後が平均である一方、上位10%の成果を出しているトップ層は8~10%という結果に。

AIRSHIP社のデータによると、全体平均開封率はiOSで約3.1%、Androidで約3.4%と示されています。しかし、画像で解説している通り、上位10%の成果を出しているトップ層とは約3倍の差があります。

また開封率は、業界によっても基準値が異なります。例えば、残高変動などの通知が多い「金融アプリ」と、セール情報がメインの「小売アプリ」では、ユーザーが通知に求める緊急性が違うため、平均値に大きな差が出ます。

プッシュ通知攻略ガイド」では、飲食、小売、エンタメなど業界別の平均開封率データも公開しています。ぜひダウンロードして、自社の活用レベルをチェックしてみてください!

プッシュ通知の効果・メリット

通知の開封率を上げることで、具体的にどのような効果があるのでしょうか?
ここからは、プッシュ通知がもたらすメリットを、大きく4つに分けてご紹介します。

アプリの継続率向上

前述の通り、プッシュ通知の運用は「ユーザーの利用継続率に大きく関わります。

プッシュ通知で定期的に接点を持つことで、アプリが忘れられてしまうことを防ぎます。
日常的にアプリを開く習慣を定着させ、ユーザーに「よく使うアプリ」だと認識してもらえれば、アンインストールの確率はぐっと低くなるでしょう。

休眠ユーザーへのアプローチが可能

メルマガの開封率が低下傾向にある中、スマートフォンの画面に直接表示されるプッシュ通知は、圧倒的な視認性を誇ります。

数ヶ月アプリを開いていないユーザーに対して、「通知を受け取った方限定のクーポン」や「重要なお知らせ」を届けることで、再びアプリへ呼び戻す強力なフックとなるでしょう。

アップセル・クロスセルを生みやすい

過去の購買履歴やアプリ内行動、ユーザーの利用状況に基づいた通知を送ることで、購入体験の拡張(クロスセル)、顧客単価の向上(アップセル)が狙えます。

例)過去にECサイトで商品を買ったユーザーに対して
「あなたにおすすめ!関連商品のご紹介」

例)あと少しの購入額で会員ランクがアップするユーザーに対して
「あと○○円の購入でランクアップ!送料無料の特典も」

顧客ロイヤリティを醸成

誕生月のクーポンや、会員限定セールのお知らせなど、ユーザーの「特別感」を満たす通知も重要です。

特に、高頻度で利用してくれている顧客をセグメント分けした“VIP限定”のお知らせ・キャンペーン配信は、ブランドへの愛着を醸成するのに効果的です。

ロイヤルティ向上(収益向上・ファン化)のためのプッシュ通知配信例を目的別に解説。アプリ内行動の分析や、セグメント分けが成功のポイントに。

こちらは「プッシュ通知攻略ガイド」の中の一部ですが、「どんなユーザーに対して・どんな配信をすべきか」についてより詳しく解説しています。あわせて資料本編では、具体的な配信例も紹介しています。

プッシュ通知のデメリット・注意点

続いて、プッシュ通知を運用する上での注意点についても見ていきましょう。

許諾率が低いと効果が出にくい

通知の中身や配信方法をどれほど工夫しても、通知が「届く状態」になっていなければ意味がありません。

「店舗・ブランドなどの企業独自の公式アプリの中でプッシュ通知を許可している割合」についてDearOneで調査したアンケート結果

「インストールしているアプリのうち、プッシュ通知を許可している割合」に関する調査では、全年代において3割以上の人が「すべての通知を拒否している」ということがわかりました。(「アプリ利用実績状況調査」より)

許諾率に関しては、ダウンロード後に表示するイントロダクションの工夫や、未許諾ユーザーへの再アプローチなどで改善することができます。

そのほか、平均値やより具体的な改善策については、「プッシュ通知攻略ガイド」資料内で解説しています。無料でダウンロードできますので、ぜひ自社の数値と照らし合わせてみてください。

【許諾率の平均データをチェック】プッシュ通知攻略ガイド

ユーザーにとって適切な頻度を見極める

前述の通り、「通知が多すぎる」ことはアンインストールの直接的な原因になります。

ユーザーの生活リズムを無視して1日に何度も通知を送れば、それは「ただのノイズ」として処理されてしまいます。ユーザーにとって心地よい頻度を見極めることが重要です。

自社都合の画一的なメッセージは避ける

「新商品が発売されました」「セール開催中」など、全ユーザー向けの一斉配信もノイズ化しやすい傾向にあります。とはいえ、ノイズ化を恐れて新商品やセール情報を配信しない、というわけにはいきません。

そこで重要になるのが「セグメント・パーソナライズ配信」です。ユーザーの属性や行動・購買履歴に基づいた「自分ごと化されたメッセージ」の設計により、通知への期待感を醸成することができます。

しかし、細かい設計や配信設定を手動でおこなおうとすると、膨大な時間とリソースが必要になります。そのため、セグメント設定可能なアプリ開発ツールの活用や、MAツールを導入して運用を自動化すると良いでしょう。

NTTドコモの子会社である弊社DearOneでは、以下のツールをご提供しています。ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください!

アプリ行動分析・シナリオ配信機能を搭載したアプリ開発ツール「ModuleApps2.0」
複雑なキャンペーンを自動化し、工数削減を実現するMAツール「MoEngage」

アプリ開発・運用の問い合わせをする

プッシュ通知開封率アップのポイント

タイミングの最適化

開封率を上げるための大きなポイントは「いつ送るか」です。

飲食・デリバリーアプリならお昼休みの少し前、金融アプリならチャージ意欲が高まる夕方の帰宅時間帯など、ユーザーのライフスタイルに合わせたタイミングを狙うことで、開封率の改善が見込めるでしょう。

開封率の高い曜日や時間帯の最適解は、業界やユーザー属性によって異なります。ツールやAIを使って施策回数を増やし、データを積むことで自社の顧客にとってベストなタイミングを見つけやすくなります。

セグメント分けの徹底

ユーザーの年齢、居住地、過去の購買履歴、アプリ内での閲覧履歴、会員ランク・・・
上記のようなデータを基に、「誰に」「どんなメッセージを」送るか、細分化して考えましょう。

属性やアプリの利用状況に応じてユーザーをセグメント分けし、それぞれに適切なメッセージを送ることで、「自分ごと化」された通知を送ることができます。
「まさに今の自分に必要な情報だ」と感じさせる個別最適化こそが、開封率向上を後押しします。

リッチコンテンツの活用

絵文字や画像を使用した「リッチプッシュ通知」は、テキストのみの通知と比較して、開封率を平均22%向上させることがAIRSHIP社の調査で明らかになっています。

スマートフォンのロック画面に魅力的な商品画像や料理の画像が表示されれば、ユーザーの視線を瞬時に惹きつけることができます。“思わずタップしたくなる”設計にすることが大切です。

プッシュ通知成功事例

ASBeeアプリ

「ASBeeアプリ」事例

靴の小売店として全国に店舗を構えるASBee(アスビー)では、「ModuleApps2.0」を活用し、2024年3月に会員向けアプリをリニューアル。

店舗でのアプリダウンロード・会員登録の促進や、顧客に合わせたプッシュ通知などの工夫により、1年で会員数が約106万人、MAU(月間アクティブユーザー)は旧アプリの5倍に伸びました。

アプリ内行動の細かい分析や、分析に基づく配信コンテンツの最適化といった「個客最適化」により、ハイスピードな成長を実現しています。

ユーザー行動分析ツール「Amplitude」、MAツール「MoEngage」という2つのツールを使った精緻な分析をおこない、PDCAを回して成果につなげた事例となっています。

顧客データの活用方法について詳しく知りたい方は、以下の記事よりご覧ください!
【ASBeeアプリ事例】詳細はこちら

ユーザー行動分析ツール「Amplitude」の詳細はこちら
MAツール「MoEngage」の詳細はこちら

スーツのはるやまアプリ

「スーツのはるやまアプリ」事例

「スーツのはるやま」公式アプリも、「ModuleApps2.0」でアプリリニューアルを実施しました。

旧アプリでは休眠ユーザーの多さが課題でしたが、ログインスタンプやプッシュ通知等の施策により、“開かれるアプリ”へと進化。アプリ経由の売上は前年比115%(5年前の約3倍)という大きな成長を遂げました。

顧客のお気に入り登録店舗に合わせて「お近くの○○店でセール開催中」とパーソナライズしたプッシュ通知を配信し、通常よりも高い反応を得ることに成功しています。

また、アプリ販促へ移行したことで、これまで1回あたり100万部ほど配布していた紙のDMを、最大10分の1にまで削減。アプリの活用により、多額の販促コストをカットしながらも売上を伸ばした好事例については、以下の記事でより詳しく紹介しています。

【スーツのはるやまアプリ】詳細はこちら

プッシュ通知攻略ガイド」では他にも、アプリ内行動分析やセグメント分けの工夫により「1配信あたり約700万円」相当の効果を生み出した飲食チェーンの成功事例なども紹介しております。貴社の施策のヒントとしてご活用ください。

まとめ

自社がどのくらいプッシュ通知を活用できているのか、もっと詳しく知りたい
プッシュ通知を活用し、具体的な成果として提示できるようにしたい

そう感じた方は、「プッシュ通知攻略ガイド」をダウンロードいただき、自社アプリの改善に役立てていただければ幸いです。無料でダウンロード可能ですので、ぜひご覧ください!

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また弊社では、豊富なアプリ機能から必要な機能を選択して組み込むことで、低価格で自社独自のアプリが開発できるサービス「ModuleApps2.0」を提供しています。

自社独自の機能もカスタマイズしつつ、期間とコストも妥協せずに開発できます。

さらに、アプリリリース後もビジネスの目標を達成できるよう、運用実績豊富なプロたちとともに伴走できるサービスもあります。

新規開発だけでなく、リニューアル・リプレイスのご相談も大歓迎ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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