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ネイティブアプリのメリット、デメリット
ネイティブアプリのメリットは、特定のプラットフォームで開発されているので、プッシュ通知、GPS、カメラ、加速度センサーなどの機能を搭載できます。また通信環境が不安定な場所でもオフラインで使用できるよう設定できます。ブラウザを使用しないため起動が早くスムーズにスクロールできます。Webアプリにはないリッチコンテンツが搭載されるため、利用頻度や購入頻度の多いヘビーユーザーがネイティブアプリを利用するのも特徴です。 ネイティブアプリのデメリットは、AppStoreやGoogle Playといったアプリストアからアプリをダウンロードするため利用者は限定されます。アプリ開発言語についてもKotlinやSwiftなどを使用するため、開発できる人材が限定され、アプリ開発費用についても機能の量や複雑さに応じて高くなります。
Webアプリのメリット、デメリット
WebアプリとはChromeやSafariなどのブラウザを使って、コメントや動画配信、商品購入などの機能を双方向で利用できるサービスです。具体的にはECサイト、ネットバンキング、店舗の予約サイト、動画サイト、ソーシャルメディアなどが挙げられます。 WebアプリのメリットはWebサイトにアクセスしたりアカウント登録すれば、すぐにアクセスできます。開発者側もネイティブアプリのようにプラットフォームへ事前審査を依頼することなく自由に公開ができます。料金面もネイティブアプリより安く開発できます。 Webアプリのデメリットは、通信環境で画像やテキストを取得しているため、ネイティブアプリのようにオフラインで利用できません。Webアプリは一般的にお気に入りのページがあったらブックマークを行います。ネイティブアプリのようにダウンロードするとホーム画面にアプリが登録されるわけではないので、ネイティブアプリとのアクセス頻度を比較するとWebアプリのほうが下がります。ネイティブアプリはオワコンなのか
ネイティブアプリの登場から10年以上経過すると、新しい技術も登場しており、いつしかネイティブアプリはオワコンなのかと噂される機会が増えました。そのなかで話題となったWebViewやPWAについて解説します。WebViewを活用したハイブリッドアプリ
WebViewとは、iPhoneアプリやAndroidアプリといったネイティブアプリで、Webコンテンツを表示する際に使用される機能です。ネイティブアプリでは特定のプラットフォームで開発するため開発期間が長くなってしまうのですが、WebViewを使えばHTMLやJavaScriptでネイティブアプリさながらの画面を表示できることもあって、多くの企業が採用しています。ネイティブアプリの中にWebアプリを表示させることから「ハイブリッドアプリ」と呼ばれています。 ネイティブアプリは起動が早くスムーズにスクロールできるのがメリットなのですが、WebViewを使用すると画像やテキストを表示させるために多くの通信をすることから、画面の表示やスクロールがネイティブアプリと比べて非常に重くなります。多くの通信をすることでスマホが耐えきれずアプリが落ちることがあります。そういうことからWebViewを避ける傾向も出ています。
起動が早くスムーズなPWA
PWAとは「Progressive Web Apps」の略称で、Webアプリをネイティブアプリ同様の使い勝手を表現する技術です。ネイティブアプリでは特定のプラットフォームで開発するため開発期間が長くなってしまうのですが、PWAを利用すれば、ネイティブアプリのように起動が早くスムーズにスクロールでき、プッシュ通知も配信できるように設定できます。 ネイティブアプリの場合はアプリストアから対象アプリをダウンロードします。PWAの場合、ChromeまたはSafariでインストールするWebサイトを開きます。アドレスバーの右にあるインストールボタンをクリックするとインストールが開始します。デメリットとしてはどのWebサイトがPWAに対応しているのかアプリストアのようにまとまっていないため、PWAはなかなか広がらないようです。 このように、ネイティブアプリはオワコンなのかと噂されていますが、WebViewやPWAのようにページが重くなりアプリが落ちる原因につながる問題や、どのWebサイトがPWAに対応されているのかわからないなどの問題を考えると、ネイティブアプリは今後も利用されていくのではないかと思います。
