ModuleApps を実務で担当するUIデザインチームがその知見をもとに各業界のアプリデザインレビューを行い、共通点やデザイン傾向をまとめました。今回は家電量販店に焦点を当てたアプリデザインです。
対象はヤマダ電機、エディオン、ケーズデンキ、ビックカメラ、ヨドバシカメラ5社です。今回はヤマダ電機、エディオンについて掲載します。残りは資料をダウンロードしてお楽しみください。
ホーム画面の傾向
ヤマダ電機
(1)ヘッダーに店舗機能、センターに買物機能、タブバーに情報機能が並んでいます。コーポレートカラーを基調に、文字やボタンの配置にゆとりがあり、シンプルで見やすく使いやすい構成です。
エディオン
(1)ヘッダーにはカード機能、タブバーには店舗機能、センターにはお得情報が並び、目を引きます。毎日ログインボーナスもあり、アプリ起動・ユーザーの購買意欲を促す施策が取られています。
(2)活用したい機能なので、もう少し視認性を上げると効果的です。
会員証画面の傾向
ヤマダ電機
(1)ランク、会員バーコード、ポイント残高、電子保証書登録の確認がしやすいレイアウトです。
(2)リピーターを増やす効果のある「ポイント活用」関連のボタンが配置されており、アイコンもわかりやすいです。
エディオン
(1)会員バーコードがレジですぐ提示でき、カードとしての利用に特化しています。
(2)他のポイントカードと連携できるボタンが配置されており便利です。
商品検索画面の傾向
ヤマダ電機
デザイン・機能ともにスッキリとシンプルでわかりやすい構成です。「並び替え」「絞り込み」も適度な内容となっており、家電初心者の商品検索にはとても使いやすいです。キーワード検索で文字入力した際に、関連のあるキーワードを予測表示する 「サジェスト機能」があると、さらに検索効率が上がります。
エディオン
(1)登録住所への出荷目安を表示してくれます。目に付きやすく、ネットショッピングに必要な住所登録を促します。
(2)バナーが目立ち、検索結果商品が目に入りにくので、順番を入れ替えると比較がしやすいです。
(3)商品の検索ボリュームによって「表示」「表示件数」が選べるのは便利です。
PICK UP
ヤマダ電機、エディオン
店頭に備え付けのQRコードなどをスマホで読み込むと、商品情報や在庫情報、口コミなどを見ることができるスキャン機能は便利です。エディオンの「読み取り履歴」は、後日、商品の比較検討をすることができ、ネットショッピングを活用 する機会につながります。
アプリデザインレビュー(家電量販店編)
このほか、UIデザイナーからいくつかの画面による共通点やデザインの傾向をまとめております。詳細が知りたい方は以下リンクをクリックしてダウンロードしてください。
アプリデザインレビュー(家電量販店編)
【目次】
- はじめに
- 企業別 アプリアクティブユーザー数
- ホーム画面
- 会員証画面
- 商品検索画面(1)
- 商品検索画面(2)
- 商品検索画面(3)
- Pick Up