サイト運用者なら知っておきたい、Googleニュースに登録する方法

 Post by MML編集部
Googleで検索すると、検索結果のほかにGoogleニュースの新着情報が掲載されることがあります。「あの場所に掲載されれば注目度がアップするのに」と思う方も多いでしょう。今回はGoogleニュースに登録する方法をまとめました。 サービス紹介バナー_価格

Googleニュースとは?

Googleニュースとは、Google社が提供するニュース検索サービスです。世界中から50,000件以上のニュース提供元から記事を集約して情報をグルーピングし、ユーザーの関心に基づいて提供しています。現在ではGoogleニュースのサービスサイトのほか、スマホアプリ、検索サイトなどへ提供されていますが、特に検索結果でニュースを見る方が多いのではないかと思います。

Googleニュースの審査基準

では、Googleニュースに掲載されるにはどうしたらよいのでしょうか?Googleニュースに掲載されるためには登録申請が必要ですが、その前に、Googleが定めるガイドラインに適合する必要があり、登録申請した時点でGoogleがガイドラインにあっているかチェックを行っています。Googleが定めるガイドラインを引用します。

一般的なガイドライン

  • ニュースコンテンツであること:Google ニュースに掲載されるサイトは、ユーザーにとって重要性と関心の高い題材を適時に配信する必要があります。ハウツー記事、人生相談欄、求人記事は一般的に掲載の対象となりません。また、天気予報や為替データのように特定の情報だけを提供するコンテンツも掲載対象になりません。
  • 報道の基準を守っていること:オリジナル性が高く誠実な報道は、ジャーナリズムの原点です。サイトに他社からの配信記事などオリジナルではないコンテンツが含まれる場合は、これらのコンテンツを区別するか、robots.txt ファイルを使用してこれらのコンテンツに Google がアクセスできないようにする必要があります。
  • ニュースの専門性が高いこと:専門性や知識を生かした記事を作成しましょう。
  • ニュース提供元としてのアカウンタビリティ:著者の略歴や住所、メールアドレス、電話番号のような連絡先が掲載されているニュースサイトをユーザーは高く評価します。
  • 読みやすさ:正しい文法、用語を使い明確な言語で記事を書くことがユーザー エクスペリエンスの向上につながります。また、邪魔な広告や自動読み込みの動画を制限することで、ユーザーが記事の内容に集中しやすくなります。
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技術的なガイドライン

  • 記事のURL:記事のURLは固有で永続的なものである必要があります。
  • 記事のリンク:クローラがサイトをスキャンする際、少なくとも 2~3の単語を含むアンカー テキストの HTML リンクを検索します。また、Google ニュースは、JavaScript、グラフィック リンク、フレーム内のリンクをクロールできません。
  • 記事のフォーマット:Google のクローラは、HTML 形式の記事のみに対応しています。HTML 形式でない記事(PDFなど)はクロールできません。
  • Robots.txt やメタタグ:Google ニュースにコンテンツを掲載するには、ユーザーエージェントによるクロールとインデックスへの登録が可能なサイトである必要があります。
  • マルチメディア コンテンツ:Google ニュースでは、現在のところファイルやマルチメディア コンテンツは掲載されませんが、こうしたコンテンツを含むページ内の説明文はクロールできる場合があります。また、YouTube の動画の中には掲載できるものもあります。
 

品質に関するガイドライン

Google のウェブマスター向けガイドラインでは一般的な偽装行為や不正行為について説明していますが、ここに記載されていない不正行為についても Google ニュースで対応策を実施することがあります。
  • 本当にニュース コンテンツであること:Google ニュースはマーケティング サービスではありません。商品や組織の宣伝を主な目的としたサイトや、商業ジャーナリズムに関与しているサイトをユーザーに配信することはできません。
  • ユーザー フレンドリーであること:ジャーナリズムの基本原則に従って、オリジナル性の高い、価値ある魅力的なウェブサイトにしてください。たとえば、読み込みに時間がかからないこと、URL のリダイレクトを行わないこと、ユーザーを欺くような行為をしないことです。
  • メタタグの使用が適切であること:Google のキーワード タグやスタンドアウト タグなどのメタタグを使用する場合、タグを正確に使用しているか確認してください。

Googleニュースにサイトを登録する方法

ガイドラインに適合し、晴れてサイトを登録するためには、Google ニュース パブリッシャー センターに登録します。 まずは、Google ニュース パブリッシャー センターにアクセスします。以下のようにドメインが表示されない場合は、Google Search Consoleでサイトの所有者確認を行う必要があります。 Google Search Consoleで所有者確認が完了すると以下のように、名前、URL、オーナーなどが反映されています。その中からGoogleニュースへ登録申請したいドメインを選択します。 すると、Googleニュースの登録リクエストが表示されます。サイトの説明文、連絡先情報、サイト情報などを入力します。 その中にカテゴリーを選択する項目があります。今回登録するサイトがどのカテゴリに当てはまるのか分からない場合は、カテゴリの説明が書かれているページがありますのでそちらでご確認ください。 項目を入力して送信ボタンを押すと申請が完了します。その後、Googleのスタッフが確認し、メールでお知らせする手順となります。 資料請求バナー_記事下

Googleニュース サイトマップを作成

無事Googleニュースにサイトが登録されましたら、Googleニュース専用のサイトマップを作成します。Google ニュース サイトマップは、Googleニュースに送信するコンテンツを管理するためのファイルです。ウェブ サイトマップを既にお持ちの場合、ニュース コンテンツの個別のサイトマップを作成することをおすすめします。 Googleニュースサイトマップのガイドラインやエントリ例をご確認ください。WordPressをお使いの方はGoogleニュースサイトマップのプラグインがいくつかありますので、検索してみてください。 エントリをもとにGoogleニュースサイトマップを作成し設置したら、Search Consoleアカウントから Googleニュース サイトマップを送信して、しばらくお待ちください。これでGoogleニュースに反映されると思います。

まるでGoogleニュースのように掲載する「ニューストピック」

Googleニュースに登録されていなくても、Googleニュースのようにサムネイル付きで掲載されているものを見たことありませんか?それはGoogleが提供する「ニューストピック」というものです。たとえば「javaScript」で検索すると、そのキーワードにあったコンテンツが「ニューストピック」として検索結果の1ページ目に表示されます。 どのような条件でニューストピックに掲載されるのか詳細は分かりませんが、さまざまな掲載されているコンテンツを見ていくと、ソーシャルメディアやブログなどからシェアされたコンテンツが比較的掲載されているように思います。 いかがでしょうか。Googleニュースのガイドラインの方向性から外れたサイトを登録することは難しいのですが、ガイドラインの方向性が合っており、ある程度修正を行うことで適合するのであればぜひGoogleニュースに登録されることをおすすめいたします。 ※使い方などのお問い合わせ先