小さな投資で大きな効果!Facebookキャンペーンを使った来店促進O2O事例

 Post by MML編集部
Facebookページの特徴は、ファンになったユーザーの「いいね!」や投稿記事のシェアによって、クチコミの伝播が期待できる点です。そして、Facebookページでクーポンを発行することで、既存のファンである顧客の集客はもちろん、ファンのお友だちを顧客へと取り込むことも可能なのです。 Facebookページでのクーポン発行は、O2O狙いだけでなく、クチコミ伝播での顧客獲得も期待できる点がベースにあります。 2014111001 ただし、Facebookでは、たびたび機能変更がおこなわれます。そのため、機能変更の細心の注意を払わなければなりませんが、2014年10月現在でのクーポン発行方法を簡単に解説しておきましょう。

クチコミ伝播が期待できるクーポン発行の方法とは?

Facebookページでのクーポン発行方法には、3種類あります。1つは、Facebookページの投稿機能を活用したクーポン発行です。「いいね!」が50人以上されているFacebookページの場合、投稿欄内に「クーポン」アイコンが表示され、ここからクーポンの内容、発行枚数などを指定します。 クーポンは発行料金が必要であるため、広告予算、そして集客したいターゲット設定をして、自らのタイムラインに投稿します。このクーポン発行により、O2O集客、クチコミ集客が可能となります。 2つの目のクーポン発行方法は、広告作成ツールの「クーポンの利用」からできるようになっています。基本的に1つ目と同じの作成方法で、同様の作業でクーポン発行が可能です。広告作成ツールを利用する場合は、作成したクーポンをFacebook広告として、掲載する場合に便利な機能といえます。 3つ目のクーポン発行方法は、Facebookページ用のアプリを利用する方法です。詳しくは割愛しますが、アプリをFacebookページにインストールすることで、クーポン発行、懸賞などをおこなうことも可能です。 3種類のクーポン発行方法を簡単に説明しましたが、クーポンは中身で勝負です。割引率が高くないと利用率が少ないなど、ユーザーは特典を重視します。Facebookページを活用した過去のO2O事例から、集客のヒントを学んでみましょう。

最低気温が10℃を下回るクーポン配信「GU」

Twitterやmixiが含まれ、Facebookページ限定のキャンペーン事例ではありませんが、各SNSのアカウントを持っていれば誰でも参加でき、引き換えクーポンの情報を逃さないために、「いいね!」やフォローを促すだけで、義務化はしていません。 引き換えクーポンは、GUのアカウントをフォロー後、期間中、最低気温が10℃を下回った対象の日に「あったかインナー」無料引き換えクーポンを先着10,000名に配布する仕組みです。10℃を下回る日を3回までと限定していますが、各SNSからクーポン配布サイトへ誘導してから、引換券を配布するイベントとなっています。 2014111002 「いいね!」やフォローを強制しない控え目なSNS誘導、そしてインナーの無料プレゼントとの相乗効果で、集客、そして全SNSのファン数がトータルで約5万名増加した成功事例のイベントといえます。

プリンの無料引換券をFBページから配布「サークルKサンクス」

FacebookページでのO2O活用の定番的な事例が、サークルKサンクス「窯出しとろけるプリンリッチ」の無料引換券の配布です。 無料引換券の獲得には、Facebookで「いいね!」をクリックして、キャンペーンに応募することが条件となります。抽選で、合計2万名のユーザーに無料引換券が配布され、店頭で景品と交換できるようになっています。 2014111003 当選者数の多さもあり、キャンペーン期間中にFacebookページで「いいね!」を約3万6千人に獲得したといいます。Facebookページに限らず、クーポンや懸賞の場合、割引率や当選数やその率が高いキャンペーンが成功します。2万人という当選者数の多さで、さらなる「いいね!」を獲得できた事例です。また、Facebookで利用できる懸賞アプリ・モニプラを活用したのも、伝播性の面から成功したといえるでしょう。

アンケートとともに金麦プレゼント懸賞を開催「ローソン」

Facebookページは、アプリを活用することでアンケートを実施する機能を追加できます。SNS活用の先端企業・ローソンでは、Facebookページでアンケートを実施。参加したユーザーの中から、5万名に発泡酒「金麦」をプレゼントしました。 当選者にはメールで金麦をプレゼンするQRコードを配布。お店でローソンの店舗端末・LoppiにQRコードをかざすことで、プレゼント券を発見し、交換する仕組みです。 2014111004 ローソンのFacebookページは、「いいね!」数がもともと多いのですが、新規の「いいね!」を482件獲得し、キャンペーンのシェアが30件もあったそうです。アンケートから顧客データベースの獲得、そして自社の端末Loppi、Facebookのアプリ機能を有効活用した事例です。 FacebookページのO2O活用は、店舗への誘導施策の1つですが、魅力的な懸賞商品を選定し、当選者数を多く設定することで、このキャンペーンへの参加者が増加します。また、この参加者に比例してキャンペーンの話題が伝播していく好循環を生み出すためには「ユーザーが得をする」もしくは「当選が容易」、「欲しいと思えるキャンペーン」であるといえます。