インターネット広告代理店の株式会社オプトは、
個人のSNSの利用実態および、企業アカウントの利用状況の調査を実施しました。
企業アカウントのファンが多いのはコンビニや酒類
調査の対象となったのは、15~59歳の男女1,469人。そのうち、週1回以上利用するアカウントの保有者は、LINEが33%と最も高く、Facebookの27%、YouTubeの25%、Twitterの24%が続きます。以下はニコニコ動画、mixi、Google+が並び、その他のSNSはいずれも2%以下という結果になりました。
企業や有名人の公式アカウントに「いいね!」や「フォロー」をしているユーザーは「よくある」「たまにある」を合わせるとFacebookで69%、Twitterでは67%、LINEでは40%となり、「いいね!」や「フォロー」をした人が多い業種は「コンビニ」や「酒類」「自動車」など。具体的な企業名にはローソンやセブンイレブン、キリンビール、トヨタ、アサヒビールがあがりました。
再エンゲージメントが多いのは、テーマパークや自動車
一度「いいね!」や「フォロー」をした後も、継続的なコメントや「いいね!」、「シェア」などを行う再エンゲージメントが多い企業ジャンルは「テーマパーク」「自動車」「IT機器」そして「飲食店・ファストフードブランド」が上位を占めました。
では、SNSのユーザーはなぜ、公式アカウントに「いいね!」や「フォロー」をするのでしょうか?その理由には、「好きな企業・商品・サービスだから」「新しい情報が得られるから」の2つが上位を占め、続いて「新商品の情報や広告が見られるから」が挙がっています。
また、「コンビニ」「酒類」などの流通・小売業では「得になる情報が得られるから」という理由で「いいね!」や「シェア」をする割合が比較的多いことも分かりました。
「いいね!」でユーザーの気持ちは変化する?
公式アカウントに「いいね!」やフォローをした後には、その企業に対して「もっと興味を持つようになった」と答える人が46%にのぼり、「飲食店・ファストフード」や「通販・ネット商店」では「もっとよく利用・購入するようになった」が他業種に比べて高い傾向となりました。
SNSで「いいね!」や「フォロー」をすることが、ユーザーがその企業により興味を持つきっかけとなることも多いようです。
アンケートで上位に入らなかった業種でも、効果的にSNSを活用して結果を出している企業は少なくないとのこと。また、FacebookやTwitterだけでなく、YouTubeなどを使った動画配信を行う企業も増えています。
それぞれの企業に合った方法で効果的にSNSを活用することが、ユーザーを振り向かせ、ファンを増やすためには大切なのでしょう。
出典情報
プレスリリース:オプト、SNSの利用実態に関する調査を実施
~企業・商品公式アカウントへの「いいね!」「フォロー」等の状況 ~
http://www.opt.ne.jp/news/pr/detail/id=2351