noshアプリの魅力を現役アプリUIデザイナーが解説！

最近ではCMでも見かける、人気の冷凍食品宅配サービス「nosh(ナッシュ)」

「ModuleApps2.0」を提供する株式会社DearOneに在籍するUIデザイナーが、その知見をもとにプレゼン・座談会形式でnoshアプリの魅力などについて、アプリデザインレビューをおこないました。

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アプリデザインレビューとは

株式会社DearOneに在籍するUIデザイナーが、その知見を元にさまざまな業種のアプリデザインのレビューをおこない、UI デザインの特徴などを話し合い、その内容をまとめています。

アプリを運用されている企業様にとって、アプリデザインの参考となれば幸いです。

デザインレビューは無料ダウンロード可能な資料としてご用意しております、こちらの記事では内容の一部と、座談会で触れられた内容を簡単に紹介させていただきます。

弊社デザイナーの小林より、人気の冷凍食品宅配サービス「nosh」アプリの使いやすさや機能についてプレゼンし、デザイナーチーム全体で議論しました。

シンプルなデザインと機能性を兼ね備えたユーザーインターフェースが特徴です。しかし、実際の使用感や操作性においては、デザイナーごとの評価が分かれ、特に「ウェブサイトをアプリ化する際の注意点」の要素に対する意見が目立ちました。

Noshのホーム画面は、使用頻度の高い項目がリストでまとめられており、直感的にアクセスできる点が評価されました。

特に「マイページ」に集約された項目は頻繁に利用する機能が一目でわかるようになっています。

マイページ内のランク表示についてもデザインが評価されていました。特に円形のランク表示が「目を引き、ユーザーに達成感を与える」という意見がありました。

しかし、このマイページには若干Webサイト的な要素が残っております。アプリとWebは似ているようでかなり異なるため、そのままアプリ化しただけだと使いづらいアプリになってしまいます。

例えば、マイページで異なる場所に配置されているボタンが全て同じページにリダイレクトされるのですが、これは、ユーザーが直感的にアクセスできると判断する項目と異なるため、UXの観点から不満を招くだろうといった意見もありました。

noshアプリの特徴的な機能の一つに、配送スケジュール管理があります。ユーザーが配送日を簡単に確認し、スキップや日付変更ができるのですがこちらのインターフェースは非常に好評でした。特に配送スケジュールがカレンダーで表示され、セルの色で状態が一目でわかる点が優れています。

ただし、スケジュール変更時の操作性については改善の余地があるとの意見もありました。例えば、月の切り替えがカレンダーをスライドするのではなく、矢印ボタンでのみ可能な点が指摘されました。

こちらもWebサイトをそのままアプリにした点が指摘され、アプリならではの操作性を活かせていないという声がありました。

こういう形にしてしまうと、初めてアプリを使用するユーザーが戸惑う可能性があると判断されます。

noshアプリのメニュー画面は、各食事の画像が統一されたレイアウトで表示され、非常にわかりやすかったです。

メニューの並び替え機能において糖質やカロリー、辛さなどのフィルタリングができる点は評価される一方、メニューの右下にある「お気に入り」ボタンが視認しづらい点や、より細かいフィルタリングが求められる意見もありました。

辛さに関しては、人それぞれの好みがあるため、辛さの表示が目に入りやすい位置にあることで、メニュー選びがしやすくなっていると思われます。

アレルギー情報の表示方法については改善が期待されており、原材料とアレルギー情報をより視覚的に分かりやすく配置する提案がありました。

noshアプリはその機能性とデザインにおいて評価される部分が多くありました。一方で、Web的な要素が残り、アプリとしての直感的な操作性に欠けることから、ユーザーの利便性を損なっているという課題も。

今後、ネイティブアプリとしての特性を活かし、よりシンプルで分かりやすい操作性を実現することで、さらに多くのユーザーにとって使いやすいアプリになることが期待されていました。