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花屋アプリのデザインの違いやポイントをUIデザイナーが解説!

 Post by MML編集部

近年、スマートフォンから手軽に花を注文できるECアプリが増えています。そこで「ModuleApps2.0」を提供する株式会社DearOneに在籍するUIデザイナーが、複数の花屋さんのECアプリを実際に使用し、その使いやすさやデザイン、購買体験について詳しく解説した資料を作成しました。

豊富な知見をもとに、共通点やデザインの傾向、ポイントなどをまとめています!

アプリデザインレビューとは

株式会社DearOneに在籍するUIデザイナーが、その知見を元にさまざまな業種のアプリデザインのレビューをおこない、UI デザインの特徴などを話し合い、その内容をまとめています。

アプリを運用されている企業様にとって、アプリデザインの参考となれば幸いです。

デザインレビューは無料ダウンロード可能な資料としてご用意しております、こちらの記事では内容の一部と、座談会で触れられた内容を簡単に紹介させていただきます。

特に高評価だった「FLOWER」

特に高評価を得たのが「FLOWER」というアプリだった。全体的にシンプルな構成で、画像が多用されており、視覚的にわかりやすいデザインが特徴です。

ホーム画面は高品質な写真が並んでおりテキストが(おそらく)あえて少なく設計されており、閲覧や購入の意思決定がスムーズになります。また、商品と記事の区別がはっきりしており、特に売り切りのサービスだからか、「残りわずか」や「New」といったフラグが付いている点は、視認性が高く好評でした。

また、「定期便」の操作性のシンプルさも評価された。必要な情報が最小限に抑えられているため、ユーザーが迷わず進める設計になっています。購入手続きも非常に簡潔で、名前・住所・クレジットカード情報を入力するだけで完了するため、ストレスなく注文できる点が好印象でした。

こちらの記事でももう少しだけ紹介しますが、他にも3つの花屋アプリを詳細にレビューしているため、ぜひ資料を無料ダウンロードしてみてくださいね。

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デザインの印象とUIの工夫が鍵

「FLOWER」アプリのデザインは全体的に洗練されていて統一感があります。一方で「花の固定方法」などの情報がやや埋もれている印象があり、より目立つ位置に配置すべきだという意見もありました。

また、別のアプリでは、シャドウやグレーの使い方が洗練されているものの、トップのデザインに手書き風の要素があり、安定感に欠ける印象があるとの指摘も。アプリのテーマが「花」であるため、余計に視覚的に整ったデザインが求められるとの意見も見られました。

一部のアプリでは、フォントサイズや色の統一感がなく、視認性が悪くなっている点も指摘されています。例えば、パスポート機能やギフト購入の画面では、テキストの色がバラバラで、統一感がないことが課題として挙げられました。

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会員登録やギフト購入の課題

花のECアプリでは会員登録を促す仕組みが重要になりますが、一部のアプリでは、登録後も会員登録を促すポップアップが表示され続ける問題がありました。

また、ギフト購入の際に毎回ローディング画面が表示され、ユーザーが毎回確認を求められる仕様になっているアプリがあり、「1回の確認で済ませられないか?」という提案が出ることも。

さらに、フォントサイズの不統一や、画面遷移のわかりにくさなどは課題として挙げられます。例えば、パスポート機能とギフト購入機能がボタンの段階では類似のデザインで作られているが、遷移先の画面で突然デザインが大きく変わり、不安を感じるという意見もありました。

SNSとの連携と情報量のバランス

花のECアプリではSNSとの連携が重要視されている傾向にあり、特にInstagramを活用したコンテンツ展開が行われているケースが多くありました。あるアプリでは、ユーザーが特定のタグをつけてInstagramに投稿した写真がアプリ内に表示される仕組みになっており、他のユーザーに購買意欲を与える工夫として好印象でした。

一方で、情報量のバランスについては意見が分かれるところでした。男性ユーザーからは「情報量が多すぎて読みづらい」との指摘があったが、女性ユーザーは「情報が多いほうが嬉しい」と感じる傾向があるという興味深い考察もあります。

これは、ファッション雑誌の編集スタイルにも共通する部分があり、ターゲット層によって適切な情報量が異なることが改めてわかりました。

総評

花のECアプリを4つ見てみました。いくつかの共通する課題と、それぞれの強みがあります。

以下の点が今後の改善ポイントとして挙げられました。

  1. 購入のしやすさ
    • シンプルな入力フォームを維持しつつ、必要な情報は適切に配置する。
    • ローディング画面や確認ポップアップを最適化し、ユーザーのストレスを軽減する。
  2. デザインの統一感
    • フォントサイズやカラーリングを統一し、視認性を高める。
    • 重要な情報を目立つ位置に配置し、見やすさを向上させる。
  3. SNSとの連携強化
    • InstagramなどのSNSと連携し、ユーザーが自然にコンテンツをシェアできる仕組みを強化する。
    • SNSからの流入を考慮し、購買までの動線をスムーズに設計する。
  4. ターゲット層に応じた情報設計
    • 女性ユーザー向けには情報をしっかりと掲載し、読み応えのあるコンテンツを提供する。
    • 男性ユーザー向けには、シンプルで直感的に操作できるUIを意識する。

今回のレビューを通じて、花のECアプリがユーザーにどのように利用されているのか、そしてさらに便利にするためのポイントが見えてきました。今後、各アプリがより使いやすいサービスへと進化していくことを期待したいです。

より詳しいレビューはこちらの資料をDLしてご参照ください!

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