
Facebookに投稿した記事のアクセスを増やしたいというのは、個人・法人ページを問わず同じ課題です。せっかく投稿しても見てもらえなければ、意味がありませんよね。TechCrunchの記事によると、
Facebookの書き込みは友達の16%にしか届いていないとか。そうすると残りの84%は、友達に読まれることなく消えていく運命にあるようです。
検索エンジン最適化(SEO)のように、Facebookにも集客のテクニックがあります。ここでは、その中でも最も重要な要素と言える「エッジランク」をチェックしていきたいと思います。
SNSだから生まれる「親密度」という単位
一般的なサイト記事あれば、キーワードの重要性のほかに、いかにそのページが外部からリンクを貼られているのか? 時事的にマッチしているのか? といった要素。つまりは「被リンク数」「最新情報」でアクセス数が増減します。 その際に、サイトを何度も見に来ている人のアクセスも、初めてアクセスする人も、同じ価値としてカウントされます。
しかし、FacebookのようなSNSの場合は、ユーザー間の関係を重視するため、記事を投稿した人に対して、何人のファンがいるのか、そのファンはどれだけ頻繁に訪問しているのかというランクがあります。 「エッジランク」は、新密度×重み×経過時間という3つの要素をかけあわせた値で評価されます。
- 親密度:ページ全体のフィードバックの多さ、フォロワーとのコミュニケーションを評価
- 重み:「いいね!」やコメントなど、記事に対するリアクションの回数で評価
- 経過時間:投稿した記事に対する反応の早さです。すぐにコメントが付くようであれば、高い評価
新密度は、普段どれだけユーザーとコミュニケーションを取っているかを見ており、具体的には「いいね!」「コメント」「メッセージ」「タグ付け」といった行為をFacebook独自のスコアにあてて点数化し、親密度として評価しています。ただし、どのアクションがどれくらいの点数なのかについてFacebookから明らかにされていません。

重みとは、1つひとつの投稿に対して「いいね!」や「コメント」などのリアクションがされた回数を評価しています。また、リアクションだけではなく、投稿回数も重みの評価としてカウントしており、噂では近況よりも写真や動画のほうが重みが高くなると言われています。

経過時間とは、投稿がポストされてからの経過時間とその投稿にリアクションが付いてからの経過時間の2軸について評価しています。投稿に対するアクションが早ければ早いほど経過時間の評価も高まるということになります。

このように、Web全体から評価されるキーワードの重要性よりも、つながっているユーザーから、いかに「多く、早く」品質の高いフィードバックを受けているかが重要になります。
短期勝負ではなく、計画を立ててアクセスを増やす
過去にはSEOにおいても、「とにかく被リンク数があれば良い」という考え方から、アダルトサイトや、全く関係ないジャンルのページからリンクを集めて、検索結果を上位にするという方法がありました。 現在ではペイデイローン・アップデートが実施され、そういった無駄なリンクは検索エンジンに嫌われて、ランキングを下げてしまう原因になります。
Facebookにおいても同様で、単にサクラを集めて「いいね!」を押してもらっても、効果が薄いのが現状です。「エッジランク」のように、訪問者のクオリティを上げて、中長期的にアクセスを伸ばす戦略が必要となります。
参考情報
Facebookの「エッジランク」の3要素と、各要素の優先順位
http://gaiax-socialmedialab.jp/facebook/035
エッジランクとは?Facebookからのアクセス数を増やすための超重要項目
http://viral-community.com/facebook/facebook-edge-rank-234/