コカ・コーラから自動販売機に連動したアプリ「Coke ON」が公開されました。商品を15本購入すると無料でお好きな商品1本と交換できるサービスです。Coke ONのサービス概要から今後の展望についてをまとめました。
Coke ONとは?
今回発表された「Coke ON」というサービスについて、コカ・コーラはどのようなコンセプトのもとで設計されたのでしょうか?
コカ・コーラのリリースによると、「Coke ON」とは、いつでもどこでも気軽に利用することができ、気持ちを前向きに<スイッチ・オン>してくれるようなサービスをコンセプトに設計され、そのコンセプトから「Coke ON」と名付けられました。
今回の「Coke ON」は、ザ コカ・コーラ カンパニーが掲げる、「デジタルの世界と現実世界のマーケットの融合」というデジタルマーケティングのビジョンを実現するものであり、今までのサービスとは力の入れようが違うわけです。
Coke ONの使い方
まず、Coke ONアプリをどのように使用するとスタンプがもらえるのでしょうか。現在、Coke ONのコンセプト動画がアップされています。アプリの使い方について見ていきましょう。
ドリンクを買ってスタンプを貯めたい場合は、「Coke ON」アプリを起動します。
そのあと、自動販売機の「黄色い」バーにスマホを近づけ、
バーが「青色」に変化すると接続が成功します。
アプリをつないだ状態で好きなドリンクを購入します。
スマホがぶるっと震えると、スタンプが貯まった合図です。
スタンプ15個で、ドリンクチケットがもらえます。
ドリンクチケットを使用する際は、対象の自動販売機に接続します。
アプリの中から使いたいドリンクチケットを選びます。
商品が選べるチケットの場合、アプリの中で商品を選びます。
選んだチケットを自動販売機に向けて、一気にスワイプします。
すると、自動販売機から商品が出てきます。
ドリンクチケットには有効期限があります。期限がなくなる前に利用しましょう。
今後、チケット配布やスタンプラリーにも応用
「Coke ON」アプリに対応する「スマホ自販機」は、2016年末までに全国で14万台を目標に導入を進めていくそうです。Coke ONに対応した自動販売機はアプリの「自販機検索」画面で随時、検索できます。
ASCII.JPの記事によると、Coke ONは自動販売機の連携サービスのほかに、例えば「スポーツの試合結果と連動して、日本が勝利した時にチケットを配布するサンプリング」や「気温が30度を超えたエリアにチケットを配布」、「スタンプラリーのようなイベント」などでも活用されるそうです。
ドリンクを販売するだけの自動販売機は、今後、コンビニエンスやスーパーマーケットのように、独自のキャンペーンを提案してお客様を誘導するスポットになりうるのかもしれません。