販促や集客、ブランディング戦略を読み解く専門メディアモバイルマーケティング研究所
アプリ開発の失敗を減らす!プロが教える4つの視点
「アプリを作ってみたいけど、何から始めればいいか分からない」
「興味はあるけど、コストもかかるし失敗したくない」
「過去に運用に失敗したけれど、やっぱりアプリを活用したい」
など、アプリ導入を検討する際には様々な悩みが出てくると思います。
アプリ事業の失敗を防ぐために重要なのは、事前準備を入念に行うことです。
その事前準備のヒントとして、NTTドコモグループのアプリ開発会社である弊社の知見から、「アプリ開発で失敗しないために、最初に知っておくべき4つの視点」をまとめました。
資料は無料でダウンロードできますので、アプリに少しでも興味がある方はぜひご覧ください。
本記事では、資料の中身を少しお見せしながら、アプリ開発においてよくある失敗の要因と、それを回避するための事前準備について解説していきます。
アプリ開発が失敗する主な要因
導入の目的が不明瞭
アプリの検討段階で最も意識すべきは、「なぜアプリを導入するのか」を明確にすることです。
この部分が曖昧だと、期待していた効果が得られなかったり、開発・運用コストだけが嵩んでしまったりと、事業失敗の要因となってしまいます。
まず、自社の課題/達成したい目標は何かを洗い出し、その解決手段としてアプリが適切かどうか、アプリの特徴や他のプラットフォームとの違いを整理しながら考えましょう。
アプリの主な特徴としては、以下のような点が挙げられます。
- 顧客情報(利用状況や購入履歴など)を蓄積・活用しやすい
- プッシュ通知やメッセージ配信など、顧客へ直接アクションを起こすことができる
- 既存顧客のファン化を促進できる
- リアル店舗でのチェックイン機能や購買データ取得など、オフラインとの連携施策も可能

資料では、「それアプリでやるべき?」「設計⼒より○○⼒が成功の鍵」など、アプリ導入の検討段階で押さえておくべきポイントをさらに詳しく紹介しています。
ぜひ資料本編も参考にしてみてください。
>「アプリ開発で失敗しないために、最初に知っておくべき4つの視点」資料DLはこちら
セキュリティ対策不足
ユーザーに安心してアプリを使ってもらうためにも、外部からの攻撃・不正アクセス対策は不可欠です。
特に、決済機能(自社Payサービスなど)の実装を考えている場合や、ユーザーの個人情報、クレジットカード情報を扱う場合は、セキュリティ対策が最重要課題となります。
会社全体としての信用問題にも関わるため、ユーザー認証方法やアクセス制御、データの暗号化など、適切な管理が行われているか、リリース前にしっかり確認しましょう。
アプリのセキュリティに関する具体的な対策は、こちらの記事でもご紹介しています。
不十分なテストによる品質低下
アプリのバグや不具合が頻発すると、ユーザーはストレスを感じ、離脱につながってしまいます。
加えて、不具合により発生した問い合わせやクレームへの対応、迅速な改修対応なども必要となり、想定外のコストと工数を招きます。
このような事態を防ぐため、リリース前のテストは念入りに行いましょう。
セキュリティ面のテストをはじめ、各機能の表示や操作性、サーバー負荷など、様々な角度からテストを行い、エラーがない状態でリリースすることが大切です。
ユーザー体験(UX)の満足度が低い
アプリを継続的に使ってもらうためには「ユーザー体験の向上」も欠かせません。
どれだけコンテンツが充実していても、よく使う会員証やクーポンがすぐに表示できなければ、ユーザーからは「不便で使いづらい」アプリだと判断されてしまいます。
このように、「使いづらい」と思われることも離脱やアンインストールの大きな要因です。
ユーザー体験の質は、アプリの評価にはもちろん、商品やブランドに対するイメージにも関わります。
以下のような観点から、ユーザーがストレスなく使えるアプリを目指しましょう。
- ユーザーが目的のコンテンツに迷いなくアクセスできるか
- ページの読み込み・表示速度はスムーズか
- 色やフォント、デザインが統一され、見やすい設計になっているか
リリース後の見通しが甘い
アプリは作って終わりではなく、むしろ作ってからが本番です。
リリース後のフォローやメンテナンス体制についても、事前に整えておく必要があります。
不具合が起きた際の対応はもちろん、狙った効果はしっかり出ているか、より効果を出すためにはどのような改修が必要かを考え、PDCAを回しながら運用していくことが大切です。

株式会社DearOneが提供するアプリ開発サービス「ModuleApps 2.0」では、アプリリリース後も目標達成に向けて効果的な運用ができるよう、専門家による伴走支援サービスもご用意しています。
アプリを成長させるために必要な指数(ダウンロード数、アクティブユーザー数など)を定期的に振り返りながら、より効果を上げるための継続的な支援をさせていただいております。
まずはご相談だけでも、お気軽にお問い合わせください。
→DearOneのアプリ開発サービス「ModuleApps」の資料はこちら
その他、アプリ導入前に考えたいポイント
アプリに実装したい機能
最初に定義した「アプリ導入の目的」を軸に、「アプリをどのように使ってもらいたいか」「それをどのような成果につなげたいか」といった観点から入れたい機能を考え、優先順位をつけましょう。
クーポン配布、プッシュ通知、アプリ内メッセージ配信などの一般的な機能に加え、
・すでにある自社サービスやWebサイトと絡めて、こんなことをやってみたい
・〇〇という課題があるけれど、アプリで解決できるか分からない
などの希望や疑問があれば、アイデアベースで出しておくのもおすすめです。
開発相談や見積もり依頼の際、より詳細なフィードバックを得ることができます。
費用感
費用について考えるときのポイントとなるのが「アプリの開発手法」です。
アプリ開発には、大きく分けて3つの手法があり、それによって目安となる費用も変わります。
★フルスクラッチ型:1000万円以上
→1からシステムを構築するため、実装できる機能やデザインの幅が広く、カスタマイズの自由度が高い。
→完全オリジナルで制作できる分、費用と時間もかかる。
★ノーコード型:数万円〜
→低価格・短期間でアプリ制作が可能。
→カスタマイズ性や連携機能が低いため、やりたいことが実現できない場合も。
★ハイブリッド型:150万円〜
→フルスクラッチ型とノーコード型の中間
→価格を抑えながらも独自の機能やデザインを実装することができる。
→価格と質をどちらも妥協せず、バランスよく開発したいという方におすすめ。

「最初に知っておくべき4つの視点」資料内でもご紹介していますが、「アプリ導入の目的」を軸にして、カスタマイズ性/価格/市場投入速度など、様々な角度から検討することが大切です。
ハイブリッド型アプリ開発サービスの代表である「ModuleApps 2.0」では、最低限の機能から始めてみて、運用しながら機能を追加したり、カスタマイズしたり……という動き方も可能なため、アプリを初めて導入するという方にもおすすめです。
リリース後の集客方法
単純にアプリを作って公開しただけでは、ユーザーを増やすことはできません。
SNSやWeb広告、メルマガなどを活用したアプリリリースの告知や、店頭プロモーション、ダウンロードキャンペーンを通じたインストールの促進など、複数の施策を組み合わせると効果的です。
こうした施策は、アプリリリース後に慌てて準備するのではなく、開発段階から計画に組み込んでおくことが大切です。最初の一手となる集客方法についても、事前にしっかりと準備をしておきましょう。
アプリ開発会社選び
社内である程度の目的が整理されたら、要件定義や設計など、本格的な開発工程に入ります。
自社にアプリ開発のノウハウがない場合は、外部の開発会社へ依頼する必要があります。開発会社選びもアプリの失敗を防ぐためにとても重要な要素です。
以下のポイントを参考に開発会社を絞り込み、複数の会社へ見積もりを取って検討しましょう。
💡関連記事:アプリ開発会社のおすすめ12社をプロがジャンル別に紹介
目標に近い実績があるか
自社が目指す目標に近い業界/課題に取り組んだ実績があるかどうかは非常に重要です。
現在、飲食店/アパレル・EC/ゲーム/旅行予約系サービス/学習系……など、様々なジャンルのアプリがリリースされています。
飲食店であればメニューやクーポンの表示/モバイルオーダー等の導線、アパレル系であれば会員証/商品検索/自社ECとの導線、といったように、UXの特性もジャンルによって異なります。
過去の導入事例から、自社が目指したいゴールと近い実績を持つ会社を探しましょう。
また、アプリの開発は非公開実績も多いため、自社の事業や課題に近い事例があるかどうか、実際に問い合わせることも有効です。
実績を確認する際は、ダウンロード数だけでなく、運用フェーズの成果にも注目してみてください。
ユーザーの利用継続率やアクティブユーザー数の向上率なども含めて確認しておくと、より目標達成のイメージが湧きやすくなります。
価格と質のバランス
前述の通り、アプリの開発手法によって、かかる費用とカスタマイズの幅は大きく異なります。
価格だけで開発会社を選ぶのではなく、以下のような点を中心に「価格と質のバランス」を意識して検討しましょう。
- フルスクラッチ型/ノーコード型/ハイブリッド型のうちどの手法を採用しているか
- 理想とするアプリ機能は実装できそうか(実績があるか)
- セキュリティ対策や情報管理の信頼性
- ユーザー体験を重視した設計がなされているか
実際に、開発実績に掲載されているアプリをインストールしてみて、機能の充実度やクオリティ、UIの滑らかさなどをユーザー目線でチェックしてみるのもおすすめです。
💡関連記事:アプリ開発費用・運用費を実際の見積書7社分から解説
サポート体制の充実度
リリース後のアフターサポート(保守・運用体制)の充実度も大事なポイントです。
エラー発生時/OSバージョンアップ時の対応、機能の改修・追加、アクセス増加時のインフラ対応など、運用中のサポート充実度がアプリの長期的な成功につながります。
事前に「対応できる障害レベル」「機能の追加対応可否」「サポート窓口の有無」などを確認しましょう。
また通常、このような運用中のサポートは「保守・運用費」としてリリース後も定常的に費用がかかります。機能の豊富さやユーザー数の多さなどにより変動しますが、相場としては「開発費用の10〜20%/年間」が一般的です。
開発費用だけでなく、その後の運用費まで考慮したうえで、開発会社を選びましょう。
まとめ
アプリ開発で失敗しないためには、「アプリを使って成し遂げたいこと」を明確にしたうえで、自社の目的に合った開発会社を選ぶことが大切です。
ハイブリッド型アプリ開発サービスの代表である、NTTドコモ子会社のDearOneによる「ModuleApps 2.0(モジュールアップス)」は、豊富な機能の中から必要なものだけを選択して組み込むことで、低価格で独自性のあるアプリ開発が可能です。
フルスクラッチ型とノーコード型のいいとこ取りで、アプリに関する幅広いお悩み・ご要望にも柔軟に対応することが可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください!