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アプリ開発費用の相場は?実際の見積書付きで解説
アプリ開発費用を判断する際の基準は、開発手法・アプリの用途や種類・実装機能の3点。相場は数万円〜1,000万円以上と幅広く、事前に要件を明確化することがコスト削減のポイント。あわせて、運用費まで加味した総コストで比較する必要がある。
「アプリ開発費用の相場や内訳はどうなっているの?」
「費用対効果の高い開発方法を知りたい」
この記事では、NTTドコモグループのアプリ開発会社である弊社DearOneの目線から、アプリ開発費用の相場や内訳、開発費用を抑えるポイントまでご紹介します。
実際、費用相場は開発方式によって異なり、数万円で制作できる場合もあれば、1,000万円以上かかることもあります。具体的に「何に」「どれくらい」の費用がかかるのか、その内訳も詳しく解説します。
さらに本記事では、同じ要件に対して開発会社7社が提出した実際の見積書と金額を公開しています。
「会社によって見積もり金額に差が出る要因」なども深掘りしていますので、自社要件を整理するヒントや、これから見積もりを依頼する際の参考としてぜひご活用ください。
💡自社に最適な開発会社を知りたい方はこちらの記事もおすすめ
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アプリ開発費用の相場
具体的な見積書の前に、まずはアプリ開発費用のおおまかな相場と開発方式による特徴をお伝えします。
費用は開発方式によって異なり、開発方式は大きく分けてノーコード型・ハイブリッド型・フルスクラッチ型に分類されます。

ノーコード型開発の場合
ノーコード開発は、プログラミングを必要としないノーコードでアプリを開発する手法です。
費用の相場は数万円~高くても500万円ほどであり、開発期間も数日から2週間前後が目安です。
要件定義、アプリケーション設計、外部データベースとの統合などに費用がかかりますが、コーディングが必要ないため機能の開発に関する費用はかかりません。そのため、ゼロから開発する場合に比べて、費用を大幅に削減できるという利点があります。
一方、独自の機能やシステム連携などはできないケースが多いので、シンプルな機能のアプリや、短期的な運用が前提のアプリ開発に用いられます。
ハイブリッド型開発の場合
ノーコード型とフルスクラッチ型の良いとこ取りのような開発手法で、フルスクラッチ型よりも費用を抑えて独自の機能・デザイン・システム連携が可能です。
開発期間もちょうど中間ほどで、最短2ヶ月での開発が可能です。
多くの大手企業アプリに使われている開発方式で、低コストと独自性を両立できますが、要件が複雑な場合はフルスクラッチ型に軍配が上がると言えます。自社の要望が実現できるかどうか、問い合わせてみることもおすすめです。
NTTドコモの子会社である弊社DearOneでは、ハイブリッド型開発サービス「ModuleApps2.0」を提供しており、低コストながらNTTのセキュリティ基準を満たすアプリを作成可能です。
コストとクオリティの両立を実現できるのが強みで、ダイソー、GRL(グレイル)、ケーズデンキ、ウエルシア、ゴディバ、タワーレコードなど、大手企業を中心に150以上のアプリを手掛けてきました。
「こんなアプリを作りたいけど実現可能か知りたい」「アプリの概算見積もりが欲しい」「自社がやりたいことと近しい事例が欲しい」など、アプリの新規開発やリニューアルについてご興味のある方は、まずはご相談だけでも大歓迎ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
>【価格表つき】「ModuleApps2.0」の詳細資料を見る
フルスクラッチ型開発の場合
フルスクラッチ開発とは、プログラムを最初から設計し、アプリケーションを一から構築する方法です。
特徴としては高額ですが、希望通りのアプリを作成することが可能です。
オーダーメイドと言うとイメージしやすいかもしれません。この方法では、要件定義・デザイン・外部データベースとの接続といった初期段階での作業に加えて、全ての機能を開発する必要があるため、プログラミングに関連する費用が発生します。
その結果、ノーコード開発・ハイブリッド開発と比べて全体のコストが高くなっていきます。アプリの種類や、実装する機能により相場が異なるため、一覧表でご紹介いたします。
| アプリの種類 | 費用相場 | 工数 |
|---|---|---|
| レストランアプリ | 738〜2,659万円 | 900時間 |
| デリバリーアプリ | 1,181〜3,693万円 | 1,600時間 |
| リテール(小売)アプリ | 1,038〜2,968万円 | 1,200時間 |
| eコマースアプリ | 1,181〜4,432万円 | 1,600時間 |
| タクシーアプリ | 2,221〜7,384万円 | 2,000時間 |
| ビジネスアプリ | 1,038〜3,693万円 | 1,200時間 |
| 学習アプリ | 1,181〜4,432万円 | 1,600時間 |
出典:SPDLOAD
| アプリの機能 | 費用相場 |
|---|---|
| プッシュ通知 | 10~100万円 |
| メッセージ機能 | 20~40万円 |
| ユーザー・会員情報管理機能 | 50~100万円 |
| 位置情報機能 | 12~25万円 |
| アプリ内決済機能 | 25~50万円 |
アプリ業界に長くいる私の肌感覚ですが、フルスクラッチで1,000万円を切ることは非常に稀です。アプリ開発費用の大半は人件費ですが、希望の機能1つ1つを最初から開発するのでエンジニアの工数が非常にかかるためですね。
なお「ModuleApps2.0」であれば、【アプリの機能】の表のうち、アプリ内決済以外の4機能は標準機能として追加費用なしで実装可能です。このように、すでに開発済みの標準機能を低価格で組み込みつつ、独自機能のカスタマイズもできる点が「ハイブリッド型開発」の強みです。
実際の見積書で見るアプリ開発費用
開発方式別のおおまかな相場をお伝えしましたが、いざ見積もりを取ると、会社によって金額が大きく変わるケースも少なくありません。
ここでは、以前開催された、開発会社を対象にしたスマホアプリ開発の見積もりに関する勉強会での資料を抜粋し、見積金額の費用相場を考えました(独自に勉強会の主催者から許可を得て掲載しております)。
仮想クライアントの機能や要件に対して、7つの会社がどういった見積もりを出すのか、実際の見積書もお見せいたします。
仮想クライアント:株式会社ペッパー警部
事業内容:カレーのチェーン店 関東地方を中心に50店舗ほど
依頼:顧客満足度向上を軸とした公式アプリの開発
展望:店舗のヘビーユーザーを獲得し、将来的にはカレーコミュニティのソーシャルグラフを獲得したい
機能や要件は以下の通りです。
【機能】
●店舗検索(GPSを利用して地図画面の対象店舗の場所にピンを立てる)
●メニュー機能(30項目)
●ログイン機能(OpenIDまたはFacebook、X)
●チェックイン機能(NFC/iBeacon)
●チェックイン後クーポン表示(サーバ側で自動生成。利用後無効化)
●キャンペーン情報の表示
●最新情報表示(WebView)
●英語へ翻訳した文言も必要(海外の観光客向け)
【要件】
●iOS、Androidのアプリを開発したい
●タブレットは対象外
●デザインはデザイン会社から提供される
●サーバーサイドはクライアントの情報システム部が開発中
●公開後のサポート・保守は別途見積
●アプリ公開作業はクライアントが行う
【スケジュール】
・開始 1ヶ月:デザインデータ作成
・開始 2ヶ月:クライアントのサーバとの結合試験
・開始 3ヶ月:受入テストののち公開
以上の内容から、7社が議論を重ねてアプリ開発の見積もりを作成しました。
実際の見積書は、下記の表のPDFよりご覧いただけます。全て見るのは大変だと思いますので、最終的な料金・工数は表にまとめました。
| 会社 | 見積書 | 見積金額(税別) | 工数(人日) |
|---|---|---|---|
| A社 | 1,339万4千円 | 335.0 | |
| B社 | 344万円 | 86.0 | |
| C社 | 311万2千円 | 77.8 | |
| D社 | 308万円 | 77.0 | |
| E社 | 291万円 | 67.5 | |
| F社 | 484万円 | 121.0 | |
| G社 | 162万円 | 21.0 |
※各社補足※
・A社:5名チーム(PM1名、Android2名、iOS2名)。QRコード別見積。
・B社:設計15人日。
・C社:仕様の把握、すり合わせに時間がかかった。
・D社:イメージで見積もった。
・E社:ハイブリッドアプリ。ログイン絡みはWebViewで対応。
・F社:iOS6以前はGPSでチェックイン対応。
・G社:実装工数の見積。テスト工数は外注。3人チーム。
見てお分かりの通り、金額にはかなりのバラつきがあります。見積費用の平均は約463万円ですが、最安値と最高値では1,000万円以上の差が開きました。
なぜこんなに見積もりがバラつくのか
なぜ、まったく同じ依頼内容に対して、ここまで見積もりに差が出るのでしょうか?
その最大の理由は、「要件が抽象的で、開発会社側が『どの機能にどれくらいの工数を見積もればよいのか』を正確に判断できなかったから」です。
この理由をよりわかりやすくするため、各社の「工数」と「見積金額」の関係性をグラフにしました。

グラフを見ると、各社の見積金額は、想定した工数にほぼ比例していることが分かります。つまり、見積もりのバラつき=想定工数のバラつきに起因している、といえるでしょう。
先ほどの企画内容は、一見すると具体的に書かれているように見えるかもしれません。しかし、開発会社の立場からすると多くのことが未確定な印象を受けます。
例えば、「店舗検索機能」をひとつ実装するにしても、以下のように無数の選択肢が存在します。
○検索結果は「地図表示」か、「リスト表示」か?
○リスト表示の場合、並び順は「都道府県別」か、「GPSを使った現在地から近い順」か?
○店舗データはアプリ内に直接埋め込むのか、それとも外部データベースから常に最新情報を取得(API連携)するのか?
○店舗を選択した時や、検索を取り消した時にどのような画面の動き(UI/UX)をするのか?
企画書の段階でこうした詳細な仕様(要件)が決まっていない場合、開発会社は「開発途中で仕様変更や追加機能が発生するかもしれない」というリスクを想定せざるを得ません。
その結果、「万が一に備えて予備費(バッファ)を多めに積んだ、高額な見積もり(A社のケース)」を出す会社もあれば、「とりあえず最低限の機能だけを想定した安い見積もり(G社のケース)」を出す会社も現れ、金額に大きなバラつきが生じるのです。
要件を明確にすることが、コスト削減につながる
実はここに、アプリ開発の費用を抑えるためのヒントがあります。
あらかじめ自社内で「絶対に外せない機能は何か」「どんな画面遷移にしたいか」を細かく詰め、要件を明確にしておく(=必要な工数を明瞭化する)ことが重要です。
そうすることで、無駄な見積もり項目の発生を防ぎ、適正な価格での見積もりが得られる可能性が高まるでしょう。
「自社に必要な要件を整理したい」と思った方へ、押さえるべきポイントをチェックリスト形式で解説した資料もございます。無料でダウンロードできますので、ぜひご覧ください!
また弊社DearOneでは、お見積もり前の「なんとなくこんなアプリが作りたい」というご相談も承っております。各企業様の課題や目的をお伺いしたうえで、実装すべき機能や最適なプランをご案内させていただきますので、要件が決まっていないという場合でもお気軽にお問い合わせください。
アプリ開発費用の内訳
では、開発のどの部分に費用がかかるのか、より詳しく見ていきましょう。
アプリ開発費用は、開発期間や開発工数・エンジニアの人件費に応じて価格に影響します。
具体的にアプリの開発期間や開発工数、エンジニアの人件費の内訳などの算出方法を解説します。
1.開発期間・開発工数
アプリに実装する機能が増えれば増えるほど開発は複雑になっていき、開発期間や必要なことが増え、そこに費やす人件費がかかってきます。
以下は、標準のフルスクラッチ型アプリ開発の実際の過程です。
- 従来の受託開発期間
- 全体の目安期間: 約6ヶ月
- 1. 企画
- 要件定義
- 2. 設計・実装
- アプリ設計
- デザイン
- インフラ設計
- インフラ実装
- アプリ実装
- 定常運用API実装
- 3. テスト
- 単体テスト
- 総合テスト
- 4. 公開準備
- 検収
- 審査
- 5. アプリ公開
- アプリ公開
※計画や要件次第で期間は変動します。
シンプルなアプリ開発を行う場合は正直ここまでは必要なく、ここから作業を削ったり、作業期間を短くしたり、ASPやモジュールを利用したりして開発期間を短縮し、費用を抑えることができます。
ハイブリッド型開発の弊社DearOneの場合でも2ヶ月〜はかかります。凝れば凝るほど時間がかかりますので、納期は余裕を持って依頼することをおすすめいたします。
2.エンジニアの人件費
アプリ開発費用を考える際、最も予算を占めるのはエンジニアの人件費と言えます。
さらにシステム開発やアプリ開発は、
・プロジェクト全体を管理する「プロジェクトマネージャー(PM)」
・プログラムやソフトウェアの仕様書を作る「システムエンジニア(SE)」
・仕様書に沿ってコードを書く「プログラマー(PG)」
などがチームを組んでシステムを開発します。
エンジニアを1ヶ月間依頼した場合の料金は、以下が目安です。
| エンジニア・プログラマー | 費用相場 |
|---|---|
| 個人のプログラマー | 40~70万円 |
| 大手企業に在籍するプログラマー | 50~100万円 |
| 初級システムエンジニア | 70~100万円 |
| 中級システムエンジニア | 90~120万円 |
| 上級システムエンジニア | 100~180万円 |
ノーコード開発が低価格を実現できているのは、パッケージ化されており、こういった開発工数があまりかからないからですね。
3.デザイン費用・サーバサイド費用
デザイン費用は人件費と製作期間で費用が決まりますが、主に80万円から100万円ほどが相場となります。
システム開発専門の会社に開発を依頼する場合は、アプリデザインは別途制作会社にお願いすることもあります。
アプリの場合、どのような場所にボタンや画像を配置してユーザーの満足度を向上させるのか、UI/UXを考慮する必要があります。そのため、デザインの全体戦略から入ってデザインに落とし込む作業が発生します。
単独で動作するスタンドアローンのアプリを開発する場合は上記で述べた費用となりますが、データベースを活用して情報を更新するようなアプリの場合、ユーザーの目に見えるアプリ本体とは別に、裏側でデータを管理する「サーバーサイド」の開発が必要です。
こちらは費用を考える上でも重要な要素です。複雑な会員データベースや管理機能が必要な場合は、その開発のために追加で数百万円の費用がかかる、ということを想定しておきましょう。
4.公開後の保守・運用費用
アプリ公開後には、メンテナンス(保守)をする必要があります。
アプリを維持するための平均コストの相場は、年間開発コストの約20%と言われています。
例えば過去には、iOS11にアップデートされた影響で、32ビットのアプリは互換性を失い、アプリが使えなくなる問題がありました。そういった影響で従来のアプリは64ビットに対応する作業が必要となったりします。
※OSアップデート費用はOSのアップデート内容により変動するため、別途お見積もりが必要になります。
また、アプリに関係するサーバー、プッシュ通知、モバイル決済、APIなどのメンテナンスも費用として計上されます。運用費についてはこの後の章で詳しく解説させていただきます。
もちろん自社で対応ができる場合、ここの外注コストは内容に応じて変動いたします。
【応用編】シミュレーターの活用
今自分が想定している機能がどのくらいの費用になるか気になる場合は、以下のようなシミュレーションサイトで試算することも可能です。
>>アプリ開発費見積もりシミュレーター(クリーク・アンド・リバー社)
ただし、シミュレーションはあくまで参考値であり、アプリの費用は、深い要件のヒアリングなしには算出できません。専門家が直接お話を伺い、精度の高い費用感をお伝えすることが最高のシミュレーターであるため、ぜひお気軽にご相談ください。
アプリ開発費用を抑える方法
自社で要件を詰めていくことも一つですが、アプリ開発にあたって開発費用を抑えられる可能性がある3つの方法をご紹介します。
1.補助金を活用する
アプリ開発の費用を抑える手段として補助金の活用があります。
全ての費用を自社で負担することはなく、上記の補助金を活用することで開発費用の削減を実現できます。
補助金によっては、数百万〜数千万単位での補助金の申請が可能となる場合があります。作るアプリの種類などで申請条件などが異なるケースもございますので、検討中の方はしっかり応募要項を確認しましょう。
なお、補助金のほとんどは新規開発を対象としていますので、リニューアルなどの場合は補助金が通りにくいことがございます。
関連記事:アプリ開発で使える最新補助金ガイド
2.フルスクラッチ型以外で開発する
アプリ開発費用を削減するもう一つの方法は、ノーコード型・ハイブリッド型などで開発することです。
アプリ開発費用相場の章でお伝えした通り、複雑な連携や高い独自性を求める場合はフルスクラッチ型が選択されます、しかし要件次第ではありますが、アプリによってはフルスクラッチ型でなくても実現できる可能性がたくさんあります。
ただノーコード開発は既に決まっている機能を組み合わせたアプリになるため、後から機能を追加することは難しいケースも多くあります。長期的な視点も考慮した上で検討しましょう。
会社によって対応領域も異なるので、「こういったアプリにしたいんだけど」といったご相談から始めることもおすすめです。ハイブリッド型開発の弊社では、近しい事例なども共有できますのでどうぞお気軽にご相談ください!
3.個人へ依頼する
アプリ開発費用を削減する一つの方法として、個人事業主・フリーランスエンジニアへの依頼も挙げられます。
アプリ開発費用の中でも大きなウェイトを占める人件費は、個人の単価の方が低いためですね。
料金の目安は以下の通りです。
・個人事業主・フリーランス:月30万円〜50万円
・大手のプログラマー:月80万円〜120万円
ただ、個人事業主・フリーランスへ依頼する場合の注意点として、技術レベルの差が大きいことが挙げられます。すべての個人エンジニアが期待通りの成果を提供するわけではありません。
アプリの企画や設計など上流工程の経験が不足している場合、アプリが機能不全に陥るリスクも考慮する必要があります。
複雑で多機能を要するアプリ開発の場合は、より信頼性の高い開発会社に依頼することをおすすめします。
アプリ運用費についてもっと詳しく
アプリ開発の費用というと開発費に着目しがちですが、実際はリリースしてから保守・運用の費用がかかります。
実際、アプリ開発費用の約20%程度を年間の運用・保守費用として確保している企業も多く、運用費の見極めは成功のカギと言えます。ここでは、アプリ運用にかかる主な費用項目や注意点を解説いたします。
サーバー費用・インフラ維持費
アプリのデータを保管・処理するサーバーの利用料やクラウドインフラの費用です。ユーザー数(MAU)やアクセスのピーク時に耐えられるよう、必要なスペックを確保する必要があります。
・サーバー代:月額数万円〜(クラウドサービスの従量課金制が一般的)
・データベース利用料:運用規模やサービスの内容に応じて変動
特にユーザーが多いアプリはアクセスが集中するため、高負荷に耐えるサーバー構成を検討しなければなりません。開発会社に自社における規模感の運用実績があるかも確認しましょう。
OSアップデート・バージョン対応費
アプリストアに公開されているアプリは、対象バージョンに合わせて開発されています。GoogleとAppleは1年に1度、各OSの新しいバージョンを公開しており、特にiPhoneユーザーは安定性を確認しながら仕様端末のOSをアップロードしています。
これに対応せずに放置すると、ストアの配信要件を満たさなくなったり、ユーザーが最新端末で正常に利用できなくなるリスクがあります。
・OSアップデート対応費:OSのアップデート内容により変動するため、別途見積りが必要
・機能改修費:大幅な仕様変更や新機能追加の場合は、別途見積もりが必要(詳細は後述)
アップデートはOSのバージョンごとにテストを実施し、不具合があれば修正するための工数が発生します。OSアップデートの時期を見越して予算とスケジュールを組むことも大切です。
バグ修正・機能改善費
リリース後に発見される不具合やユーザーからのフィードバックをもとに機能改善を行う費用です。
・軽微なバグ修正:月数万円程度
・大規模改修・追加開発:数十万円〜数百万円
アプリを改善し続けることで、ユーザー満足度を高め、アプリの評価向上や継続利用(リテンション)につなげることができます。バグや機能不備を最小限に抑えるためには、定期的なテストとスピーディな対応が欠かせません。
運用サポート・マーケティング費
運用サポート費とは、プッシュ通知やクーポン配信などのアプリ内施策、ユーザー問い合わせへの対応、さらにマーケティング施策の検討などにかかるコストです。
- カスタマーサポート費:問い合わせ対応などが該当します。自社で運用するケースも多いですが、委託する場合月数十万ほど発生します
- マーケティング費(広告費など):新規ユーザー獲得、利用促進、ASO対策、キャンペーンなどがあります。アプリの種類にもよりますが、活用のためこれらは欠かせないものとなります。
- データ解析ツールの導入費:ユーザー行動分析やA/Bテストに用いるツールにかかる費用です。アプリを公開しただけではユーザーの獲得やリピート利用は望めません。効果的な施策を打つためにはアプリ分析ツールの導入、プッシュ通知によるリテンション向上施策、キャンペーン連動などに力を入れる必要があります。
弊社DearOneでは世界No.1顧客分析ツールのAmplitudeや、ABテストツールのVWOなど、アプリのグロースに関わる最高のツールも多く取り扱っております。アプリのことであれば些細なことであってもぜひお気軽にご相談ください。
>>お問い合わせする
関連記事:アプリマーケティングとは?代表的な施策と成功事例を解説
運用費を抑えるためのポイント3選
1.開発段階から運用設計をする
アプリ開発の要件定義や設計の段階で、リリース後の運用フローやチーム体制、運用ツールの導入可否などを検討しておくと、追加の手戻りや開発費の増加を抑えられます。
- 運用チームの体制構築
カスタマーサポート、マーケティング、データ分析など、アプリ運用には複数の専門領域が関わります。
自社にそのリソースがない場合は、外部パートナーと連携することも想定しておきましょう。 - 長期目線での機能追加を想定
よくある例として「初期リリース時は最低限の機能で出し、運用しながらアップデートを重ねる」という方針で固めておくと、無理に初期機能を詰め込まなくて済み、初期開発費・開発期間を抑えられます。 - データ解析の設計
運用開始後にユーザーデータをどう収集・活用するか、どの分析ツールや計測タグを使うか(他のツールと連携する場合も)を事前に決めておくと、後から大掛かりな改修をする必要がなくなります。
2.保守範囲を明確化する
アプリがリリースされた後、必要になる「OSのバージョンアップ対応」や「バグ修正」「新機能追加」などをどこまで開発会社がカバーしてくれるのかを明確にしておくことが重要です。
- バージョンアップ対応の頻度・費用
iOSやAndroidのOS更新があるたびに都度追加費用が発生するのか、定額保守プランに含まれるのか確認しましょう。 - 想定外コストの抑制
「保守サポート契約で、月に○時間までは追加料金なし」など、契約形態を細かくすり合わせておくことで、予算オーバーを防ぎやすくなります。 - ドキュメントやソースコード管理
長期運用を見据えるなら、アプリの構成やソースコードをきちんと管理することも推奨します。万が一のケースですが途中から別のベンダーに切り替える(リプレイス)対応できるようにしておくと、将来的な保守費の最適化に繋がります。
3.アプリ開発サービスのサポートを活用する
特にハイブリッド型のアプリ開発サービスでは、開発スピードやコストを抑えられるだけでなく、リリース後の運用サポートやマーケティング支援がセットになっていることがあります。
- カスタマーサクセス支援・マーケティング支援
「どうキャンペーンを打てばいいか」「プッシュ通知の送信タイミングや内容は?」など、運用で悩みがちなポイントをコンサルしてもらうことで、アプリの成果を早期に出しやすくなります。 - 追加機能の拡張性
ハイブリッド型であれば、標準モジュールを活用しながらも一部独自機能を追加しやすいケースが多く、運用の中で要望が増えても比較的柔軟に対応できます。 - 結果的なトータルコスト削減
自社リソースだけでは賄いきれないデザイン改修やA/Bテストなどをアウトソースし、専門家の知見を活用することで、運用費をかけるべきところとかけなくていいところを明確にしやすいのもメリットです。
アプリ開発は費用だけを重視してはいけない5つの理由
これまでアプリ開発費用の相場や費用を抑える方法をご紹介してきましたが、アプリ開発費用だけを重視するのは少々危険です。
アプリ開発で最も重要なのは、アプリ開発を通してビジネス上の目的を達成することであり、費用を抑えて開発することではありません。
低コストで作った結果、売上・利益に繋がらないアプリを作っても価値はありません。
ここでは目的に沿ったアプリ開発が実現できるように、開発費用だけを重視してはいけない理由を5つご紹介します。
- 独自の機能・デザインを実現できない
- 開発後のアプリ運用の対応がない
- 開発後の追加コストが発生する
- セキュリティリスクがある
- システム連携ができない
1.独自の機能・デザインを実現できない
費用を抑えることで、独自の機能・デザインや社内のシステムの連携が難しくなる場合があります。
アプリ開発において費用が低い場合、ノーコードで利用可能なテンプレートや既存の機能のみで開発を進めることがほとんどです。一般的な機能やデザインで十分な場合はおすすめですが、カスタマイズをしたいという方にはおすすめできません。
例えば、競合他社と差別化を図るために自社独自のユーザー体験を提供する機能を追加したいと思っても、利用可能なテンプレートがなければ機能追加できません。
つまり、「自社独自の機能を作りたい!追加したい!」と思っても、作れない場合が多いのです。
費用を抑えつつカスタマイズをしたい場合、ぜひ当社の様なハイブリッド型開発をご検討ください
2.開発後のアプリ運用の対応がない
市場やユーザーの要求の変化に応じてアプリを改善する必要がある場合、適切な運用体制がないと、迅速に対応することが難しくなります。
開発後のアプリ運用の対応がない場合、初期の開発コストを抑えることができるかもしれません。
しかし、本来の目的である売上・利益に繋がらないアプリになってしまうことがあります。
アプリは開発して終わりではなく、リリース後の継続的な運用が何よりも重要です。そのため、開発初期から運用計画を立て、必要なリソースと体制を整えることが、ビジネスの継続性とユーザー満足度の向上に繋がります。
特に社内に知見が少ない場合は、開発費用だけを重視するのではなく、運用対応などのサポートも含めて検討しましょう。
3.開発後の追加コストが発生する
アプリ開発は、開発後に保守対応が必要です。
開発だけのコストを考えていた場合、開発後に思わぬ費用が発生してしまう可能性があり得ます。
例えばアプリのリリース後、前述の通り以下のような費用が発生します。
・サーバー代
・ドメイン代
・アプリの不具合による改修代
・アプリの機能、デザインアップデート代
・OSのアップデート代
開発自体が安くても、保守などの長期的な費用を加味すると、相場より高くなってしまうケースもあります。
特に昨今はMAUに応じた従量課金性が一般的で、アプリリニューアルによって多くのユーザーを獲得した結果、一気に月額費用が高くなってしまうケースも。
見積もりを取る際は開発費用だけではなく、保守などを含めたトータルの費用について聞くことをおすすめします。
「ModuleApps2.0」では「MAUホーダイ」という、どれだけMAUが増えても従量課金を固定にするオプションなどをご用意しています。
4.セキュリティリスク
アプリ開発費用だけを重視すると、セキュリティのリスクを高めてしまう可能性があります。
アプリのセキュリティには、以下の3つの側面で対策を講じる必要があります。
- ✔情報漏えい対策
- ✔機密性・完全性・可用性の確保
- ✔法的要件・規制要件の遵守
一度でもセキュリティ上の問題が発生してしまうと、企業の信用性や経済的な損失を被るリスクがあります。
開発費用だけに捉われず、セキュリティリスクについても慎重に検討しましょう。
関連記事:アプリ開発のセキュリティ対策を制作会社が具体的に解説
「ModuleApps2.0」では、NTTのセキュリティ基準+ドコモのサーバーを使用することで提供開始以来サービス停止時間ゼロを実現しています。
5.システム連携ができない
開発費用を抑えることで、自社システムとの連携ができない場合があります。
例えばノーコード開発は特定のデータベースや外部サービスとの互換性がないため、追加の開発費用やシステムの再構築が必要になることがあり得ます。
今後絶対に機能拡張はない!という場合はノーコード開発で費用を抑えるのがおすすめですが、長期的なアプリ運用を考えるとビジネスの柔軟性の低下を引き起こす可能性があります。
初期からシステム連携の可能性を広げることで、将来的な拡張性と互換性を確保し、余分なコストや時間の浪費を避けることができます。
目的別のアプリ開発費用の決め方
アプリ開発では、目的を達成するための開発が重要となります。
この章では、目的別のアプリ開発を3つご紹介します。
- 低予算・短期間重視 →ノーコード型アプリ開発
- 独自機能・デザイン・システム連携重視 →ハイブリッド型アプリ開発
- 完全オーダーメイド重視 →フルスクラッチ型アプリ開発
表も再掲いたします。

1.低予算・短期間重視 〈ノーコード型アプリ開発〉
低予算・短期間でのアプリ開発重視の方は、ノーコード型開発がおすすめです。
開発費用も数万〜となっており、数ヶ月での開発が可能となります。
特に以下のような方が向いている開発方法となります。
- 初期投資を抑えつつ、とにかく今すぐにアプリの開発がしたい
- 試験的にアプリ開発をしてみたい
- 期間が迫っているので、数ヶ月以内に開発したい
長期的なアプリ運用ではなく、短期的にアプリ開発を通して目的を実現したい場合はノーコード型のアプリ開発がおすすめです。
2.独自機能・デザイン・システム連携重視 〈ハイブリッド型アプリ開発〉
独自機能・デザイン・システム連携を最優先に考える方は、「ハイブリッド型アプリ開発」がおすすめです。
ノーコード型とフルスクラッチ型の良い部分を取り、費用を抑えつつも独自の機能・デザインを開発できます。
また、開発期間もフルスクラッチ開発に比べて短縮できるため、短い期間での開発も可能です。
特に以下のような方に最適な開発方法です。
- 費用を抑えつつ、独自の機能やデザインを実装したアプリを開発したい
- セキュリティを担保した上で、アプリ開発をしたい
- 開発と運用の両方でコストを抑えたアプリ開発をしたい
- 独自の機能やデザインを持ちつつ、短い期間でアプリを開発したい
ハイブリッド型アプリ開発は、低コストと独自のカスタマイズ性を実現する開発方法です。予算・期間・機能・デザインにおいては妥協せずに開発したい人におすすめです。
ダイソー、GRL、ゴディバなど多くの大手企業でこちらの開発実績がございます。ぜひお気軽にお問い合わせください。
3.完全オーダーメイド重視〈フルスクラッチ型アプリ開発〉
完全オーダーメイドで開発を考えている方は、「フルスクラッチ型アプリ開発」が最適です。
この開発方法は、ゼロから完全にカスタマイズされたアプリを開発することができます。細かな要望に応えるため、独自の機能や特別なデザイン、既存システムとの複雑な連携も可能にします。
フルスクラッチ開発では、プロジェクトの要件に応じて最適な技術選定が可能であり、柔軟性が非常に高いです。
その分、開発には時間とコストがかかりますが、完全にオリジナルなアプリを実現できます。
特に以下のような方に最適な開発方法です。
- 完全にオリジナルなアプリを開発したい
- 既存システムとの複雑な統合が必要である
フルスクラッチ型アプリ開発は、完全オーダーメイドのアプリを実現するための方法です。予算と時間を適切に管理しつつ、独自性と高品質を求める人におすすめです。
アプリ開発費用に関するよくある質問(FAQ)
Q.アプリを1つ開発するのに、だいたいいくら位かかりますか?
A.数万円~1,000万円以上まで幅があり、開発手法と実装する機能によって大きく変動します。
具体的には、プログラミングを必要としない「ノーコード型」なら数万円〜500万円程度、一からすべて作る「フルスクラッチ型」なら1,000万円以上かかるのが一般的です。両者の中間的な立ち位置の「ハイブリッド型」であれば、コストと独自性・拡張性のバランスをとりながらアプリの開発が可能です。
Q.アプリ開発の費用をできるだけ安く抑えるには、どうすればいいですか?
A.開発費用を抑えるポイントは、「事前の要件定義を徹底すること」と「ノーコード型やハイブリッド型で開発すること」です。
「どんな機能が欲しいか」などの要件が曖昧なまま見積もりを依頼すると、開発会社によって想定工数に差が生まれ、同じ要件に対して1,000万円以上の見積金額の差が出るケースも。機能を明確に絞り込み、さらにゼロから開発せず、標準機能はモジュール(テンプレート)を活用することで、費用を抑えることができます。
Q.アプリをリリースした後、毎月の維持費(ランニングコスト)はどれくらいかかりますか?
A.一般的に、年間で「初期開発費用の20%程度」が目安とされています。
アプリを動かし続けるためのサーバー利用料や、iOS・AndroidのOSアップデートへの対応、バグ修正などの保守費用が毎月発生します。
また、最低限の運用だけでなく、アプリを活用したマーケティングや成果を出すための分析などを行う場合は、別途ツールの導入などを検討すると良いでしょう。
初期費用だけでなく「運用費を含めた総コスト」で見積もりを比較することも重要です。
ハイブリッド型アプリ開発ならModuleApps2.0がおすすめ

ハイブリッド型アプリ開発サービスの代表である、NTTdocomo子会社のDearOneによる「ModuleApps2.0」は、豊富なアプリ機能から必要なものを選択して組み込むことで、低価格で自社独自のアプリが開発できるサービスです。
NTTドコモのセキュリティ基準に準拠しており、低価格ながら安心してアプリ開発・運用が可能です。
「こんな機能を入れたいんだけど」といった自社独自の機能もオーダーメイドかつ、短期間で開発できます。
- ✔アプリの会員が定着せず、売上や利益に繋がらない
- ✔アプリマーケティングの知見がなくて、どう進めればいいのかわからない
- ✔アプリを改善したいけど、どう改善すればいいのかわからない
アプリの新規開発からリニューアル、成果を出すカスタマーサクセスまで「ModuleApps2.0」では幅広く対応しています。
さらに、アプリリリース後もビジネスの目標を達成できるよう、専門家とともに伴走できるサービスも。
- ✔ModuleApps2.0の伴走支援でMAU142%アップ
- ✔スマホアプリ会員数を10倍に増加
- ✔リニューアル後アプリダウンロード数120万
ModuleApps 2.0は、ダイソー、GRL(グレイル)、ケーズデンキ、ツルハドラッグ、ゴディバ、タワーレコードなど、多くの有名企業の公式アプリを開発しています。
「こんなアプリを作りたいけど実現可能か知りたい」「アプリの概算見積もりが欲しい」「クライアントに提案したいので代理店契約について聞きたい」など、
アプリの新規開発やリニューアルについてご興味のある方へ、まずはご相談だけでも大歓迎です、
多くの非公開実績もありますので、御社の事業や課題に合わせた事例などもご用意できます。どうぞお気軽にお問い合わせください!







