ジャストシステムは、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して、何らかの習い事をしている小学生を持つ母親553名を対象に「
小学生のプログラミング学習調査」を発表されました。
プログラミング教室を知ったきっかけ
「あなたのお子様が、『プログラミング教室(ロボット,実験,サイエンス等を含む)』を知った最初のきっかけ」について尋ねました。
最も多かったのは、「育児雑誌などの記事や広告を見て」「友人知人の口コミ」が23.5%、次いで「テレビで紹介されていたのを見て」「Web上のニュースや広告を見て」が17.6%となりました。
プログラミング教室に通い始めた時期
「あなたのお子様は、いつから『プログラミング教室(ロボット,実験,サイエンス等を含む)』に通いはじめましたか?」と尋ねました。
最も多かったのは「2015年7~9月」で52.9%、次いで「2016年4月」が17.6%、「2015年10~12月」が11.8%となりました。
2013年6月に発表された政府の成長戦略「
3つのアクションプラン」の「世界最高水準のIT社会の実現」において、「義務教育段階からのプログラミング教育等の IT 教育を推進する」ということが盛り込まれました。
これをきっかけとして、2013年以降から
子供向けプログラミング教室の開校が増加し始め、テレビや雑誌などのメディアでも紹介されています。それをきっかけとして、通い始めた人も多かったのではないでしょうか。
プログラム教室に対する子供の興味・関心
「あなたのお子様は、「プログラミング教室(ロボット,理科実験,サイエンス等を含む)」で習っていることに興味・関心を持っていますか?」と尋ねました。
「とても興味・関心を持っている」が94.1%、「どちらかというと興味・関心を持っている」が5.9%でした。
子供による興味・関心度は、合計で100%の子供がプログラミング教室で何かを創造し、設計・開発できる環境に楽しさを感じているようです。
プログラミング教室に興味を持った理由
「あなたやお子様は、なぜ「プログラミング教室(ロボット,実験,サイエンス等を含む)」に興味を持ちましたか?」と尋ねました。
最も多かったのは「アプリやゲーム開発に興味があるから」で33.3%、次いで「『小学校で2020年に必修化される』という報道があるから」が26.7%、「テレビで紹介されていたから」が23.3%となりました。
アプリ開発やゲーム開発など、比較的初心者でも取り組みやすい入門編のカリキュラムで開発できるということもあって、子供たちは満足して通っているようです。
また、2016年4月に文部科学省は、2020年度からの新学習指導要領に、
プログラミング教育の必修化を検討すると発表されました。それを受けて早めに教室へ通う割合が増加したそうです。
プログラミング教室通学後の子供の変化
「あなたのお子様は、『プログラミング教室(ロボット,理科実験,サイエンス等を含む)』に通うようになってから、変わったことはありますか?」と尋ねました。
最も多かったのは、「物事を筋道立てて考えられるようになった」「勉強に意欲的になった」で82.4%、次いで「創造力が高まった」「さまざまなものを作ることが好きになった」「自分の考えを他者に正しく伝えられるようになった」「できるまで粘り強く取り組む姿勢が身に付いた」となりました。
回答件数は少ないのですが、どれも開発経験によって論理的に考える想像力が高まり、意欲的になったという回答が目立つ結果となりました。
プログラミング教室の満足度
「あなたは、お子様が通っている『プログラミング教室(ロボット,実験,サイエンス等を含む)』に満足していますか?」と尋ねました。
「とても満足している」が94.1%、「どちらともいえない」が5.9%と、9割以上の受講者はカリキュラムについて満足していると回答されました。
ほかにも興味深い調査結果が出ていますので、気になった方は
アクセスしてみてください。