Googleは、Google I/O 2015 カンファレンスで、決済サービス
「Hans Free」の提供を発表しました。今後増えていく可能性のある「顔パス」サービス。今回、Googleが発表したHands Freeはどのようなサービスなのでしょうか?
Hands Freeは「顔パス」で決済できるサービス
このサービスはスマホもお財布も、またはクレジットカードも持たずに手ぶらで決済ができる新サービスです。いわゆる「顔パス」で商品が購入できるサービス。Googleが提供された動画から具体的にどのようなサービスなのか見てみましょう。
お金で支払う際、小銭が多くてきちんと出せずに、財布をテーブルにばらまいてから拾いたくなる人もいるはず。
そして、カバンから財布が見つからなかったり…
財布が見つかっても領収書が多くてお金がうまく出せなかったり…
クレジットカードを通したのに、うまく読み取ってくれなかったり…
サインをしようと思ったら、ペンのインクが出なかったり…
財布からカードが出なかったり…
はたまた、店員にお金を渡そうと思ったらこぼしてしまったり…
そんなトラブルを解消したのが、Googleの決済サービス「Hands Free」です。レジで店員に「Googleで払います(I’d like to pay with Google.)」と一言伝えるだけでオーケー。
店員は「○○様、お支払いいただきました(OK ○○, you’re all set.)」と言って決済が完了します。お子さんが多くて手を動かせない主婦も安心して決済ができるということですね。
Hands Freeを利用する際は、専用のアプリをインストールする必要があります。
Timeによれば、Hands Freeがインストールされたスマホを検知するため、Bluetooth技術を利用しているそうです。Googleによると、ユーザーのクレジット番号は店舗側に共有されず、決済を済ませるとスマホに完了通知が届く仕組みです。
対応している店舗は、米マクドナルド店舗とピザチェーン店のPapa John’s Pizzaで年内にテストが実施されますが、
現在リクエストを受け付けています。
このような「顔パス」で決済できるサービスは既に、
Squareや
PayPalでも行われましたが、なかなか浸透しませんでした。今回はマクドナルドが試験運用に着手するなど期待値は大きいです。今後ますます広がっていきそうなサービスかもしれません。