吉野家はスマホサイトからお弁当を予約できるお持ち帰り予約システムの導入を開始しました。飲食業界ではデリバリーできるサービスが多いなか、お客様に来店を誘導する新たな方法として注目が集まっています。今回はサービスの概要とその理由についてまとめました。
吉野家はお持ち帰り予約システムを開始
吉野家は「お持ち帰り予約システム」を活用して、スマホからメニューの予約注文ができるサービスを
開始すると発表しました。対象店舗は、八丁堀や茅場町、綾瀬、両国、赤羽など都内30店舗で導入し、今年の夏までに500店舗に拡大する予定です。
このサービスの使い方は、まずスマホで「
お持ち帰り予約サービス」のサイトを開きます。そして、お持ち帰り可能なお店を「現在地」や「住所」などから検索します。店舗が見つかったら注文したいメニューと「つゆだく」や「ごはん少なめ」など好みに応じたオプションを選択したのち、受け取り時間を設定すると、買い物かごに注文内容が反映されます。あとはその時間に来店すれば完了です。
ひとりで利用しにくい、気軽に入りにくいと来店をためらう20代
インターワイヤードが運営するネットリサーチDIMSDRIVEで行った「
牛丼チェーンについて」の調査が発表されました。この1年間に牛丼チェーン店を利用しなかった人を対象に「利用しない理由はなぜか?」と質問したところ、「ひとりで利用しにくい」と答えた人が20代で28.7%と最も多い結果となりました。また「気軽に入りにくい」と答えた人も20代が最も多く、19.3%という結果となりました。
調査された日は2011年と古いものの、この結果から、「ひとりで利用しにくい」「気軽に入りにくい」と思われている20代をあらたに店舗へ誘導するべく、お持ち帰りシステムを導入されたのかもしれません。