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オムニチャネル戦略やO2O事例を読み解く専門メディアモバイルマーケティング研究所

宅配サービス実態調査にみるユーザーの意識とニーズとは?

 Post by MML編集部

忙しい時でも気軽に届けてくれる定期宅配サービスに注目が集まっています。買い物に行く手間が省けることから利用しているかたも多いのではないでしょうか。日本生活協同組合連合会は「宅配サービスに関する消費者実態調査2015」の中で、スマホやパソコンをよく使う情報に敏感な20代と、地域や家族との関係性を大切にする50代の宅配サービスの利用状況について興味深い調査結果を公表しています。

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20代は妊娠・出産、50代はチラシや口コミをきっかけに利用する

宅配サービスを利用したきっかけについて尋ねたところ、2つの世代の合計で最も多かったのは「チラシ・パンフレット」(26.9%)、次いで多かったのは「妊娠・出産」(25.4%)となりました。

このうち20代の中で最も多かったのは「妊娠・出産」の36.0%、次に多かったのは「チラシ・パンフレット」と「家族に勧められた」の21.2%でした。一方の50代では、「チラシ・パンフレット」が最も多く31.6%、次いで多かったのが「ご近所の方のクチコミ」で24.8%でした。

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宅配サービスの利用者は女性が多いため、20代では妊娠出産が利用のきっかけとなるケースが多いようです。また、50代は地域を大切にする人が多いことから、近所の人とのおしゃべりや口コミによって利用することが多いのでしょう。

20代は時間の余裕、50代は選択の幅や安全を宅配サービスで得ている

宅配サービスを利用することで、自身や家族に起こった変化について尋ねた質問では、「自身の時間に余裕ができた」が最多の29.4%、次いで「購入するものや選択の幅が広がった」の28.8%となりました。

世代別に見ると、20代で最も多いのは「自身の時間に余裕ができた」(32.0%)、次いで「購入するものや選択の幅が広がった」(26.8%)でした。また、50代では「購入するものや選択の幅が広がった」(32.0%)が最も多く、次いで「食の安全を意識するようになった」(25.6%)となりました。

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仕事や育児を抱えている20代は自分のために時間を使う余裕がないことから、宅配サービスの利用で時間に余裕ができることがメリットとなっているのでしょう。一方の50代は宅配のパンフレットの説明などから食品に対する現状を知り、宅配される商品の安全性にメリットを感じるケースが多いようです。

宅配サービスに求めるのは、どちらの世代も「スマホだけですべて完結する機能」

宅配サービスをより便利にするため、スマホアプリに「あったらいいな」と思う機能について尋ねたところ、最も多かったのは「カタログ閲覧から注文までをスマートフォンだけで完結できる」(53.9%)、次いで「過去の注文履歴が確認できる」(35.8%)となりました。

世代別では、20代は「カタログ閲覧から注文までをスマートフォンだけで完結できる」が最多の64.4%、次に「過去の注文履歴が確認できる」と「配達状況がリアルタイムで確認できる」の35.2%でした。50代で最も多かったのは「カタログ閲覧から注文までをスマートフォンだけで完結できる」の40.0%、次に「配達状況がリアルタイムで確認できる」の34.0%となり、どちらの世代もあったらいいなと思う機能は同じという結果になりました。つまり、これらの要件を満たすアプリが現実に少ないため、ユーザーが求めていると言えるのではないでしょうか。

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アプリ提供社の立場を考えると、カタログ閲覧から注文までをワンストップで実現できる機能を搭載するには予算や開発期間がかかり、そこまで踏み込めないのが実情なのでしょう。しかし、需要があるということは、大きなビジネスチャンスとなる可能性があることを表します。今後アプリ開発やリニューアルを検討される企業担当者は、チャレンジしてみる価値があるのではないでしょうか。