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【2020年版】アプリ開発費用、依頼したらいくらかかる?

 Post by MML編集部

スマートフォンも着実にユーザーが増え、さまざまなアプリをインストール利用することが日常的になりました。アプリ市場データ・分析ツールを提供するApp Annieが発表したデータによると、2019年、iOSとAndroidを合計した全世界のダウンロード数は 2,040億件と前年度比で6%増加しており、現在でもダウンロード数は増加の流れをたどっています。

これだけ市民権を得たスマホアプリ、自社アプリ開発の依頼を検討している企業も多いかもしれません。では、実際にアプリを開発するにはどの程度の費用がかかるものなのでしょう?アプリ開発の相場を調べてみました。

アプリ開発費用の平均相場

実際、アプリを開発するためには擬態的にどの程度の費用がかかるものなのでしょうか。MLSDevの調査によると、アプリを8つのタイプに分けてコストを算出しています。数値の前提として、この開発費は共通の理解を気づくために提供されています。また1ドル100円として換算しています。

平均的な開発期間・開発費用

アプリのタイプ 開発期間 開発費用
機能特化アプリ(電卓、カメラ等) 1か月 150万円
データ連携アプリ(天気、カレンダー等) 1~1.5か月 150万円以上
会員アプリ(店舗アプリ等) 2~3か月 300万円以上
SNSアプリ(Facebook、Twitter等) 2~8か月 220~1150万円以上
Eコマースアプリ(eBay、Alibaba等) 2~12か月 350~1700万円以上
オンデマンドアプリ(Uber、Nimber等) 5~7か月 500~600万円以上
マーケットプレイスアプリ(Tripadviser等) 7か月以上 1150万円以上
IoT&ハードウェアアプリ(ビーコン等) 3~5か月 300万円以上

人件費と開発期間で決まる

アプリ開発を依頼する際、費用として算出されるものとは一体何でしょうか。それは、開発期間(工数)とエンジニアの単価を乗算した金額で決定します。具体的には、開発の要件が決定した時点でデザイナーがUI/UXをもとにデザインを制作、エンジニアが各機能を開発します。データベース設計が必要なものがあれば、そちらの作業も行っていくという仕組みです。それを表で表すと以下のようになります。

(アプリデザインの製作期間+プラットフォームの開発期間+バックエンドサーバーの開発期間)xデザイナーやエンジニアの単価

公開後、保守費用もかかる

アプリ開発が終了し、無事にアプリを公開しました。しかしそれ以降もメンテナンスをする必要があります。AndroidやiOSは、随時OSをバージョンアップし続けています。過去にはiOS11にOSがアップデートされた影響で、32ビットのアプリは互換性を失い、アプリが使えなくなる問題がありました。そう行った影響で従来のアプリは64ビットに対応するよう努力してきました。

また、アプリに関係するサーバー、プッシュ通知、モバイル決済、APIなどのメンテナンスも費用として計上されます。アプリを維持するための平均コストは、年間開発コストの約20%と言われています。

機能を決めずに開発依頼すると価格はバラつく

ここでは、以前開催された、開発会社を対象にしたスマホアプリ開発の見積りに関する勉強会での資料を抜粋し、見積金額の費用相場を考えました(勉強会の主催者から許可を得て掲載しています)。

この勉強会では、株式会社ペッパー警部という関東地方を中心に50店舗を運営するカレーチェーンストアを想定しています。「顧客満足度向上を軸とした公式アプリを開発したい」という依頼から、具体的には店舗のヘビーユーザーを獲得し、将来的にカレーコミュニティーのソーシャルグラフを獲得するのが狙いです。

機能や要件は以下の通りです。

●機能
・店舗検索(GPSを利用して地図画面の対象店舗の場所にピンを立てる)
・メニュー機能(30項目)
・ログイン機能(OpenIDまたはFacebook、Twitter、Google+)
・チェックイン機能(NFC/iBeacon)
・チェックイン後クーポン表示(サーバ側で自動生成。利用後無効化)
・キャンペーン情報の表示
・最新情報表示(WebView)
・英語へ翻訳した文言も必要(海外の観光客向け)

●要件
・iOS、Androidのアプリを開発したい(iOS6.0~7.1、Android4.0.3~4.4.2)
・タブレットは対象外
・デザインはデザイン会社から提供される
・サーバーサイドはクライアントの情報システム部が開発中
・公開後のサポート・保守は別途見積
・アプリ公開作業はクライアントが行う

●スケジュール
・開始 1か月:デザインデータ作成
・開始 2か月:クライアントのサーバとの結合試験
・開始 3か月:受入テストののち公開

以上の内容から画面仕様書や要求仕様書で確認し、7つのチームが議論を重ねてアプリ開発の見積りを作成されました。

チーム名 単価 工数
(人日)
見積金額
(税別)
見積書 備考
チームA 4万円 335.0 1,339万4千円 PDF 5名チーム(PM1名、Android2名、iOS2名)。QRコード別見積。
チームB 4万円 86.0 344万円 PDF 設計15人日。
チームC 4万円 77.8 311万2千円 PDF 仕様の把握、すり合わせに時間がかかった。
チームD 4万円 77.0 308万円 PDF イメージで見積もった。
チームE 4万円 67.5 291万円 PDF ハイブリッドアプリ。ログイン絡みはWebViewで対応。
チームF 4万円 121.0 484万円 PDF iOS6以前はGPSでチェックイン対応。
チームG 4万円 21.0 162万円 PDF 実装工数の見積。テスト工数は外注。3人チーム。

なぜこんなにバラつくのか

見積費用の平均は350万円ですが、費用のランキングで見ると1,339万円から162万円までとかなりばらつきがあります。この理由として、要件が抽象的でどの機能にどれくらいの工数を見積もればよいのか分からなかったという意見が多かったそうです。

例えば、ひとくちに店舗検索といっても、検索結果は「地図表示」か「リスト表示」か、リスト表示の場合は「都道府県ごと」か「GPSを使って近い場所順に表示させる」のか、店舗情報はアプリの中に埋め込むのか、常に最新の店舗情報をデータベースから取得させるのか、店舗を選択した時や取り消しした場合、どのような挙動をするのか……など、具体的に考えると多くの選択肢があります。

企画書の段階で厳密な要件の選定がなされていない場合、細かい要件設定で考える時間を取られることから費用もかさんでしまうケースが多いようです。また、アプリ開発の途中で機能の変更が発生した場合、追加の見積もりが発生する可能性もあります。そのことを見込んで見積りを算出すると他社よりも高くなってしまうケースが出るそうです。

見積もりシミュレーターで概算をチェック

では実際、自分で作りたいアプリはいくらぐらいになるのか概算費用を知りたくなります。海外を含めてさまざまなところから、アプリ概算費用をシミュレートできるサイトが登場しています。

上記のサイトで実際どれくらいの費用になるのか入力してみます。具体的には、以下の前提でシミュレーションしていきます。

  • Androidアプリと iOSアプリの開発希望
  • 個人情報登録不使用(DB利用なし)
  • アプリ内決済なし
  • アプリの企画から参画希望
  • アプリのデザインも依頼する
  • Googleマップ利用
  • ソーシャル、プッシュ通知利用

その結果、60,100ドル(約 664万円)と 505万円 との金額が算出されました。平均的には580万円前後でアプリが開発できるということになります。「データベースの設計」や「決済機能」が必要だと思った方は、この金額よりさらに増加します。

Your app estimate $60,100(約 664万円)

お見積り金額 5,050,000円

最近では好きなパーツを組み合わせるサービスも登場

ニュースに流れていましたが、Googleから好きなパーツを選択して自分のオリジナルスマートフォンが作れる「Project Ara」が、開発者向けカンファレンス Google I/O 2016 で発表されました。

「Project Ara」は、スマートフォンの基盤部分以外のカメラ、マイク、スピーカーなどのモジュール機能を自分の好きなスペックに合わせて組み合わせることで、お好みのスマートフォンが作れるというもの。

発売されているスマートフォンを見ると「スピーカーは高性能じゃなくても、カメラは高性能にしたい」とか「カメラはワイドサイズに対応したい」など、ユーザーによって要望はさまざま。このプロジェクトは終了していますが、いずれユーザーの思い通りのスマホが手軽に作れる未来が登場することでしょう。

そのほか、自分好みの機能が作れる「MESH」というIoTサービスも出ています。

世の中にはこんな機能があったらいいなと思うことがあります。テレビCMでも、ポットにお湯を入れるとメールが届く「電子ポット」が放映されていましたが、それと同じようにMESHでは「ドアを開けたらライトが点灯する」「ある時間になったら植木に水を上げる」といった流れを、アプリ上で機能と機能を結びつけて自作することができます。

これと同様にアプリ開発も、好きな機能を選択してアプリを組み立てるような流れが出てきています。

今までは要件定義から、基本設計、詳細設計、製造、単体テストと、大枠の依頼内容から詳細まで話し合って開発していきましたが、オーダーメイドで開発するとなると、時間や費用がかかってしまうのが現状です。

マクドナルド、GU、セブン-イレブンなど、現在では多くの企業アプリが登場しています。アプリをダウンロードして機能を見比べたり、またはそのアプリのユーザーレビューを読み返すと、「この機能は定番」というのが見えてきます。

そこで、定番の機能をモジュールとして使ってアプリ開発したほうが企業にとって、1から議論をする手間もなくなるので、かかる時間や費用の短縮化に繋がります。また、ユーザーにとっても定番の機能が入っているので使いやすさが向上することでしょう。

モジュールアップス は欲しいモジュール機能を選択し、組み立てることで、企業のオリジナルアプリが開発できます。データベース連携機能も標準搭載してるため、別途費用はかかりません。ただし、デザイン部分は企業イメージもあることから、別途デザインを作成しています。

「アプリ開発の依頼にあまりお金をかけられない」「デザインにこだわりはない」という場合、複数のデザインテンプレートを選択して低価格でアプリ開発する、個人経営の店舗アプリ開発サービスも登場しています。

現在、アプリの導入について検討されておりましたら、ご協力させていただきますのでご相談ください。