帰省のお土産や贈答用の準備に活躍!JR東日本のオムニチャネル戦略

 Post by MML編集部
東日本旅客鉄道株式会社は、ネットで注文した商品を「エキュート」などのエキナカ店舗や自宅で受け取れるサービス「ネットでエキナカ」を2014年11月より開始しました。手土産需要に応えるこのサービスのメリットや可能性についてご紹介します。 2015012901

ネットでゆっくり選び、エキナカで簡単に受け取り

このサービスでは、「ネットでエキナカ」サイトから注文と購入手続きを行います。商品はJRのエキナカ店舗で取り扱っているものを中心に150種類にのぼり、今後さらに増やしていく予定とのこと。購入した商品は東京駅のグランスタやセントラルストリート、対象のエキュート店舗などから受け取ることが可能です。 2015012902 エキナカの仕掛人であるJR東日本研究開発センターの鎌田由美子さんは「手土産では安心感と同時にサプライズも欲しいと考える人が多く、だからこそ商品選びには迷うもの。そのための生産者と消費者をつなぐ仕組みが必要だと実感している」と述べています。 魅力的な商品を作っていても、それを広めることにまで手が回らない生産者と、その地域でしか手に入らないちょっと珍しい商品を求める消費者を結びつけることに役立っているのがエキナカなのです。

時間を気にせず購入できるネットのメリットを活かして利用を増やす

株式会社マーシュの独自調査「帰省の手土産に関するアンケート」によると、帰省をする際の交通手段として鉄道を利用する人は53.7%にのぼり、自家用車についで多い結果となりました。 2015012903 また、帰省の際に「手土産を毎回必ず買う」と回答した人は51.3%、「ときどき買う」と回答した人は34.3%となり、約85%の人が何らかの手土産を購入していることが分かります。 2015012904 さらに、手土産をどこで購入するかについて尋ねた質問では、「駅構内・駅ナカのデパート」との回答が43.0%で最も多い結果となりました。 2015012905 以上のアンケートから、帰省する人の多くは駅構内や駅ナカで手土産を購入していることが分かります。しかし、早朝に出発して帰省する場合や、会社帰りに手土産を購入しておきたい場合など、エキナカを利用したくても営業時間外であるケースも少なくないでしょう。 そのような時に「ネットでエキナカ」を利用すれば、店舗の営業時間外であってもオンラインで購入でき、帰省時は実店舗受け取るだけと非常に効率的です。 現在実施している「ネットでエキナカ」は2016年3月までの期間限定の予定ですが、利便性が高く画期的なサービスであることを考えると、今後は新しい手土産購入の形として定着していくことも期待できるのではないでしょうか。