セブン&アイホールディングスが注文した商品をセブンイレブンで受け取れるサービスを開始するなど、即日配達サービスを実施するスーパーや小売店が増えています。今回は各社オムニチャネルの取り組みをまとめました。
最速で当日中にセブンイレブン店頭で受け取り可能なサービスを開始
セブン&アイホールディングスは10月、「セブンネットショッピング」や「e.デパート」などグループ各社で取り扱う
ネット通販サイトで購入した商品をセブンイレブンの店舗で受け取れるサービスを開始すると発表しました。
午前7時までにネット通販サイトで注文すれば、当日の午後7時には店頭で受け取れ、店舗での受け取りは無料。来年秋にも首都圏のセブンイレブンの店舗7,000店でスタートし、順次拡大していくとのこと。
ヨドバシカメラの即日配送は全国の6割超をカバー
また、ヨドバシカメラの配送サービスは、送料無料で最短当日での配送サービスを実施。対応エリアは関東関西、名古屋、福岡、北海道など全国の62.81%をカバーしています。さらに、翌日配達に対応したエリアは98.54%と、ほとんどの地域で3日以内に届くことがメリットです。
即日配送エリアの場合、商品の注文詳細画面に配送予定日が記載表示されるので、ユーザーは受け取り予定に合わせて注文可能となります。
他の通販サイトでは購入金額が一定以上にならないと配送料が無料にならないケースも多いですが、ヨドバシカメラでは注文料金にかかわらず無料となるので、少額での注文時に利用するユーザーも多いのではないでしょうか。
スーパーマーケット各社も即日配送サービスに参入
イトーヨーカドーや
イオン、
マルエツなどのスーパーマーケット系ネット通販も、注文したものを最短当日で届けるサービスを実施。イトーヨーカドーのネットスーパーでは食料品や日用品など約3万点の商品をネットで注文すると希望日の指定時刻に配送されます。
また、「おうちでイオン イオンショップ」をはじめとしたイオンのネット通販では、15時までに食料品を注文すると近くの店舗から発送し、当日中に届けるサービスを展開しています。イオングループならではのメリットとして、購入時にWAONポイントが貯まるのも魅力です。。
ZOZOTOWNやamazonも即日配送サービスを提供、ファストリは物流会社設立へ
さらに小売店ではZOZOTOWNやamazonも即日配送を実施。
ZOZOTOWNは東京・神奈川・埼玉・千葉(離島除く)限定で、コンビニ決済や30万円以上の注文を除く商品で即日配送が可能となっています。
また、amazonは「
当日お急ぎ便」というサービスを提供しています。配送料が別途必要となり、到着時間の指定はできないものの、注文確定日当日に届くことがメリットです。
ユニクロを展開するファーストリテイリングは大和ハウス工業と共同で物流会社を設立することを発表しました。首都圏の一部では即日配送が可能となる予定とのこと。
大手が続々と参入したことで、今後はさらに即日配送サービスを実施する企業が増えるのではないでしょうか? 今後の動向に注目したいものです。