ジャストシステムが運営するアンケートサービスFastAskは、
「LINEスタンプに関する調査」を発表しました。今回は、このアンケート結果から企業のLINEスタンプ活用の可能性について考えます。
企業のLINEスタンプを積極的に入手するユーザーは多い
LINEスタンプを恒常的に利用している10代から60代を対象に、LINEスタンプを入手した方法について質問したところ、「企業の公式アカウントと友達になって入手した」が71.5%と最も多い結果となりました。また、商品購入後にシリアルナンバーなどを入力して入手したユーザーも40.2%もおり、多くのユーザーが興味のある商品や企業のLINEスタンプを積極的に入手しているようです。
企業のスタンプの存在を知るきっかけについての質問では、「LINE上の『公式アカウント』で検索して知った」が最も多く43.5%、次いで「友人・知人がスタンプを利用していた」の22.7%となりました。
公式アカウントへ移動するボタンはLINE画面上のタップしやすい位置にあるため、ユーザーが利用しやすいのでしょう。また、友人・知人のスタンプも目につきやすいため、口コミによってスタンプが広がるケースも多いようです。
「スタンプ欲しさ」をきっかけにファンになるケースも
企業の公式アカウントと友達になったきっかけでは、「その企業のスタンプが欲しかったから」が最も多く87.0%、次いで「その企業からの情報が欲しかったから」が31.8%となりました。
最初のきっかけはスタンプ欲しさであったとしても、その企業アカウントと友達になり、継続的に情報の提供を受けるうちにその商品のファンになるケースも多いようです。潜在的なファンがスタンプの入手や公式アカウントでの情報の入手によって顕実化しているのでしょう。
サイト訪問や購入につながることも多い
また、企業スタンプの入手後の行動について質問したところ、「その企業のWEBサイトを訪問した」との回答が最も多く51.1%、次いで「その企業の商品・サービスを購入(申し込み)した」が28.5%となりました。公式アカウントから継続して情報を受ける中でキャンペーンやサービスについての情報が目にとまり、サイトへ訪問や購入につながるケースも多いようです。
これらの調査結果から考えると、企業のLINEアカウントは多くの潜在顧客をファンにして、さらには購入につなげる力を持っているようです。そして、ユーザーが企業のアカウントとつながるきっかけとして、スタンプは大きな役割を果たしているのでしょう。