8割の主婦が効果を実感。チラシアプリのO2O事例まとめ

 Post by MML編集部

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ディー・エヌ・エー(DeNA)はスーパーマーケットやドラッグストアの折り込みチラシ情報をチェックできる「チラシル」アプリを公開しました。スマホでチラシを閲覧できるアプリは、凸版印刷のshufoo!をはじめ、数多く誕生しています。利便性が高く、主婦層に支持されるこれらチラシアプリの機能や効果についてまとめました。

shufoo!はチラシアプリの草分け的存在

チラシアプリの代表格「shufoo!チラシアプリ」は、月間690万ユーザーが閲覧し、掲載企業数は2,900企業(店舗数は不明)を突破しています。shufoo!の調査では、アプリでチラシを見たら3回に1回以上買い物に行くと回答した割合は66%にのぼり、折り込みチラシと同等の効果があるようです。

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アプリの初期起動後は、Myエリアを設定すればそのエリアのチラシを閲覧可能になります。また、情報の共有機能や、お気に入り登録、店舗やshufoo!のおすすめ情報を見ることができ、これらはチラシアプリの基本形となっているようです。

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セブンネット、イープラスもチラシアプリに参入

また、アイデムの関連会社、セブンネットは「チラシプラス」というアプリを公開しています。関東地方を中心に約8,000店舗以上が登録され、基本的な機能はshufoo!と同様です。

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チラシアプリのジャンルでも変わったものとしては「チラシミュージアム」というアプリがあります。これはe+(イープラス)による美術館や博物館、展覧会等のチラシアプリ。基本機能はshufoo!と同じですが、唯一異なるのは対象のチラシからチケットを購入できる点です。行きたいイベントを見つけたらすぐに希望日のチケットを購入でき、クレジットカードやネットバンキングから支払い可能となっています。

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チラシルは首都圏エリア5,000店舗の折り込みチラシを配布しています。基本的な機能のほかに各社のECサイト価格を比較できる機能もあり、欲しい商品をすぐに購入できます。重い荷物を持って歩くのが困難な高齢のユーザーが増えていくことを考えるとこれは嬉しい機能ではないでしょうか。

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8割超の主婦が「電子チラシは有効」と回答

マイボイスコムの調査によると、電子チラシの認識率は67.0%、電子チラシを利用したことがあるのは全体の52.7%と、半数以上のユーザーが利用経験を持っていることが分かりました。さらに直近1年以内の電子チラシ利用者に利用頻度を尋ねたところ、「週1回未満」が34.6%、「ほとんど毎日」が25.3%と、4人に1人は毎日利用している結果となりました。

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また、shufoo!の調査では、2週間の利用体験後に「電子チラシが節約に有効か」を聞いたところ、8割を超える主婦が「有効である」と回答しており、実際に利用することで節約効果を実感するユーザーが多いことがうかがえます。

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今回は、各店舗の折り込みチラシを表示するチラシアプリについてまとめてみました。ここで紹介したアプリの他にも、イトーヨーカドーやイオン、マルエツなど企業が公式の自社アプリの一部としてチラシ機能を持ち合わせているます。そのことについては過去にモバイルマーケティング研究所でまとめているのでそちらをご覧ください。