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ファッション通販のSHOPLISTが語る、Webからアプリへ注力したきっかけとは?

 Post by MML編集部

本記事は、3月9日に開催されたRepro(リプロ)とセプテーニ共催のイベント「Growth Hack Talks3 成功企業から学ぶアプリマーケティングの最新トレンド」より、クルーズの田丸 寛仁氏の講演「SHOPLISTが実践するアプリ活用のポイント」の模様をお届けする。

クルーズ株式会社 SHOPLIST事業 マーケティング本部 田丸 寛仁氏

クルーズは、インターネットのコマース事業を中心に展開している会社。その中でファッション通販サイト「SHOPLIST」を運営している。500ブランドが出店し、主にファストファッションを展開している。会員属性を見ると、男女比では 95%の女性が利用し、年齢層では25歳前後の利用者が多い。

アプリに注力したきっかけ

アプリに注力したきっかけについて田丸氏は「1つ目は2014年当時、アプリにあまり力を入れていませんでした。テレビCMは放映されると、CMのなかでスマホの画面を見せる演出が『SHOPLISTはアプリサービス』という印象を視聴者に与えてしまったことで、アプリのダウンロード数が増加してしまい、その結果『アプリは使いにくい』という悪い評価が付けられたのがきっかけです」。

「2つ目は当時、メルカリなどの C to C アプリが急成長している時代で、それらのサービスとはターゲットが近いので、アプリを立ち上げることによってSHOPLISTにも馴染んでもらえるのではないかと思ったから」だと言う。

Webと比較してアプリの効果は?

では、アプリとWebを比較した場合、どれくらい効果に違いがあるのだろうか。田丸氏によると、1回あたりのページ閲覧数ではアプリが4.7倍、ユーザーの滞在時間はアプリが約1.1倍、客単価ではアプリが約1.1倍となったそうだ。

ページの閲覧時間について田丸氏は「SHOPLISTアプリは、Webページよりも短縮してページを回遊できるので、約2割の減少となっている」ということだった。

アプリのプロモーション施策

SHOPLISTではどんなプロモーションを行っているのだろうか。ボリュームとして多いのはFacebook、Instagram、Twitterであり、ボリュームのほかリターゲティングを行っているのはCriteoとのことだった。Facebookでは、今後購入しそうなユーザーにおすすめ商品を掲載する「Dynamic Install Ads」を実施しているという。

また、モデル藤田ニコル氏のTwitterやInstagramを見ると、若干ピンク色のフィルターを掛けているという。試しにフィルターを掛けてみたところ、CTRやCVRに改善が見られたという。「実施する際はメディアごとの特性に合わせて、そこにいるユーザー層を見ながら対応するのがいいと思っている」と田丸氏は語った。

今後のプロモーション施策

将来的には、ユーザーの端末情報と会員情報を紐付ける作業について行っているという。すると会員のレベルや購入状況が分かってくるため、ピンポイントで広告配信ができるようになるそうだ。

そして「もともとSHOPLISTは、CPI単価で会員数を増やす施策を行っていました。その後、インストールしたけど購入していないユーザーに購入促進のプロモーションを展開しました。今後の課題として、1回目から2回目の購入について非常にハードルが高いので、セカンドCPAを設定して購入を促していくプロモーションをしていきたい」と語りセミナーが終了した。