愛知県名古屋市の本社を拠点に、岐阜県・三重県などに数多くのスーパーマーケットを展開する「ヤマナカ」。
今回は、同社のDXを担当する西川様に、ModuleAppsでのアプリ開発の決め手やアプリ公開後の変化、公式アプリを活用した具体的な改善事例についてお話を伺いました。
- 課題
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- 同業・異業種間での競争が激化する中、ポイントカード以外の顧客接点構築が急務
- 効果
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- ガラケー・メール会員時代に比べ、スマホアプリ会員数は10倍に増加
- クーポン配信日は来店客数5%増
- 悪天候時の営業時間の急な変更などの即時通知が可能に
- 展望
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- アプリによる販促施策のデジタル化や電子マネー決済導入、購買履歴の可視化
- One to Oneマーケティングやアプリグロースを実現し、顧客にワクワクする体験を届けたい
ポイントカードと連携したポイントの残高や月間のお買い上げ金額、チャージ残高の確認機能を実装!
ーーヤマナカ公式アプリについて
西川様| ヤマナカアプリは2022年3月にリリースされました。スーパーマーケットにとって基本的な機能であるチラシの閲覧や店舗検索、お知らせ配信があることに加え、さらにポイントカードと連携してポイントの残高や月間のお買い上げ金額の確認、そのほかチャージ残高の確認などが可能です。さらに、クーポンの配信、商品ごとのボーナスポイントの機能なども備えているのが特長です。
ーーModuleAppsでのアプリ開発前の課題
スーパーマーケット業界は現在、競合店の出店などにより競争が非常に激化しています。また、それ以外にもコンビニやドラッグストアの出店などによって異業種間での競争も激しくなっています。そのような環境の中で、ポイントカード以外にお客様とどうつながるかという顧客接点の構築が課題でした。
アプリを導入することによってスマホを通じてOne to Oneでお客様とコミュニケーションを取ることができますし、さらに当社のファンになっていただき、より来店していただくためのツールとして自社の武器にもなると考え、アプリ開発を決めました。
また、新聞の購読率が低くチラシをお届けするのがむつかしい30〜50代のお客様に対し、自社をより知っていただき、将来の優良顧客になっていただくためのツールとしての期待もありました。
充実したパッケージ機能、柔軟なカスタマイズと開発後の伴走体制を知って導入を決断
ーーアプリに求める機能
西川様| 開発当初は、アプリはお客様へ情報を伝達する媒体と考えており、チラシやお知らせ配信の機能があれば十分だと思っていました。しかし、社内でのアプリ開発プロジェクトのメンバーとの会議の中で、「お客様にとって価値のあるアプリにするにはどうしたらいいのか」、「お客様にアプリを使い続けていただくにはどうしたらいいのか」といった議論を重ねるうち、ポイントカードとの連携や商品ごとのボーナスポイントなど、よりお客様にとって価値のあるアプリを提供できるよう、実装したいと考える機能が増えていきました。
ーーModuleAppsを知ったきっかけ、DearOneを選んだ決め手
西川様| 最初に検討したきっかけは、お取引先様からの紹介でModuleAppsを知ったことでした。基本的なパッケージ機能が非常に充実していることと、カスタマイズも柔軟に対応していただけるところが魅力で、また開発後に伴走していただけることも決め手の一つでした。
実際、現在もリリース後の定期的なミーティングにおいて、自社アプリの状況把握、課題などに関するアドバイスをもらっています。そのほか、導入実績が豊富なことや親会社がNTTドコモさんであることへの安心感も決め手になりました。
ーーアプリの開発期間中で苦労した点
西川様| やはり実装したい機能をいかにカスタマイズで実現するかという部分で苦労しました。レジシステムやポイントカードとのデータ連携構築のために、何度もDearOneさんやベンダーさんと会議を重ね様々なアイデアを持ち寄った結果、実現することができました。
そうして開発したのが、ポイントカードとの連携によって、お客様のポイント残高や月間のお買い上げ金額を可視化できる機能です。さらに、お客様に楽しさをご提供するための「ランク機能」なども追加し、お客様が今いくら分買ったかや、それによって今どんなランクにいるかなどを色違いの王冠マークで表現しています。
また、来店していただくためのクーポンを配信できるようにしたり、お客様が買った商品に対してボーナスポイントをつける機能などを作って実装していきました。
ガラケー・メール会員時代に比べ、スマホアプリ会員数は10倍に
ーーアプリ公開後のお客様の反応について
西川様| 元々、お客様からアプリ化のご要望が非常に大きかったので、アプリをリリースした後は大変好評でした。また、社内ではアプリのダウンロード数目標を設定していたのですが、その年間目標をたったの5ヶ月で達成できてしまいました。そのため、目標を2倍に上方修正したのですが、新たに設定した目標もほぼ達成することができました。
ダウンロード数が増えていくことによって、店内でお客様がアプリを開かれている姿や、アプリの中からチラシを閲覧し、その商品がどこにあるかを店舗で店員に聞かれたりする姿もよく見かけるようになり、お客様との接点を増やすことができていると感じます。
店舗からも、「アプリ導入でお客様を集客できていると実感している」という声が多く上がっており、担当としてうれしく思っています。
ーーアプリの効果、成果について
西川様| アプリを使うことで、新聞の折り込みチラシでは実現できなかったタイムリーな情報発信ができるようになりました。日々のお買い得情報の発信に加え、悪天候などによって営業時間が変わった際も、その情報をタイムリーにすぐお届けすることができるようになりました。
実際、台風接近時に閉店時間を早めたことがあり、そのときにはアプリを通じてすぐにお客様に変更した閉店時間をタイムリーにお伝えできました。
このほか、店舗別の配信機能によって、お客様ごとに違った情報をお届けすることができるようになりました。またスマホが媒体のため、写真というビジュアルでお客様に情報を伝えたり、リンクを張って違うページを見ていただくといったことも容易にできるようになりました。
また、過去にはガラケーを中心にメール会員に登録いただいていましたが、これがアプリに変わることによって、会員数が約10倍に増えました。それ以外のアプリの効果としては、クーポンの配信日などにお客様の来店が5%増えていることなども挙げられます。
ーー今後アプリを改良していきたい点
西川様| 今後は、お客様から要望の多い機能を追加していきたいと思います。具体的には、ポイントカードをアプリで表示することによるカードレス化や、電子マネーの決済機能などを追加していきたいと思っております。さらに、ポイントカードのデータとの連携をより密にして、お客様の購買履歴などもスマホで確認できるようにしていきたいです。
ーー今後の目標
西川様| 将来の目標としては、お客様それぞれに適した情報提供をはじめとするOne to Oneマーケティングを実現していきたいです。そのための重要なツールであるアプリのグロースを実現し、多くのお客様に便利でワクワクする体験を提供できる状態を目指していきます。
ーーDearOneやModuleAppsに期待する点
西川様| ユーザー企業各社から要望の多い機能を標準パッケージとして実装していただきたいと思います。また、アプリの活用方法やModuleAppsの便利な機能や使い方について、引き続き伴走しながら教えていただけるとうれしいです。
ーー今後アプリを改良していきたい点
西川様| 今後は、お客様から要望の多い機能を追加していきたいと思います。具体的には、ポイントカードをアプリで表示することによるカードレス化や、電子マネーの決済機能などを追加していきたいと思っております。さらに、ポイントカードのデータとの連携をより密にして、お客様の購買履歴などもスマホで確認できるようにしていきたいです。
ーー今後の目標
西川様| 将来の目標としては、お客様それぞれに適した情報提供をはじめとするOne to Oneマーケティングを実現していきたいです。そのための重要なツールであるアプリのグロースを実現し、多くのお客様に便利でワクワクする体験を提供できる状態を目指していきます。
ーーDearOneやModuleAppsに期待する点
西川様| ユーザー企業各社から要望の多い機能を標準パッケージとして実装していただきたいと思います。また、アプリの活用方法やModuleAppsの便利な機能や使い方について、引き続き伴走しながら教えていただけるとうれしいです。