本日は、タワーレコード株式会社の小野寺様、上田様、小峰様に、アプリを導入しようと思った背景やアプリ公開後の効果などについてお話を伺いました。
――タワレコ店舗アプリについて教えてください。
タワーレコード店舗では、インストアイベントを年間1万件ほど開催しているのですが、お客様がよくご利用になられる店舗で開催されるイベント情報を集約して閲覧できる機能や、店舗で使えるお得なクーポン、お越しいただいたアーティストさんの写真などが見られる「タワレコ・ギャラリー」など、魅力的なコンテンツを配信しています。
このほか、タワーレコードで発行しているメンバーズカードの機能をアプリに搭載し、お会計時にスマホ画面を提示するだけでポイントサービスを利用できるアプリ会員証機能や、店舗検索機能、セール情報などのタワーレコードからの「お知らせ」を閲覧できる機能などがあります。
必要な時期になったらモジュールで追加することもできる
――アプリを導入しようと思った経緯は何ですか?
今までいくつかアプリを提供しておりますが、本格的なアプリを開発するのは初めてに近い状況でして、公式アプリを作ろうとなった時、同じドコモグループでDearOne(当時・ロケーションバリュー)様のことを知りました。dポイントなどのモジュールも組み込めるから、グループ間のシナジーを活かせるのではないかと思いました。
当時、フルスクラッチで作ることを考えていましたが、「ModuleApps」であれば、初期投資で完璧なアプリを作らなくても、必要な時期になったらモジュールで追加することもできるので、短期間である程度の成果が見込めるのではないかと思って導入しました。
――ModuleAppsを使った感想はいかがですか?
管理画面を含め、使いやすいという印象ですね。全体的なインターフェイスは非常に分かりやすいですし、アプリと同じように見た感じのまま使えるので、すごく運用はしやすいと感じました。
会員証機能が高評価
――アプリを公開してから効果はいかがですか?
やはりお客様の需要はカードレス化にあるというのは、さまざまなところから聞いています。カードをお忘れになるお客様もいらっしゃいますし、財布がかさばりたくないというご意見もあって、そういった需要は満たしているのだと思います。
店舗イベント情報についても、「お気に入り店舗」を登録すると、対象店舗で開催されるイベント情報を集約して閲覧できるようになっているのですが、それで一気に見やすくなったというお声をいただいております。タワーレコードの強みを活かせたところで、お客様から関心は持たれているのだと実感しました。
顧客満足度を向上していきたい
――今後の目標をお聞かせください。
現在まで店舗集客を目的にユーザビリティの向上を推進してきましたが、公開から半年も経たずにダウンロード件数が10万件を突破するなど、お客様の注目度の高さにとても驚きました。タワレコ店舗アプリは、集客から購買につなげるほか、注目度の高いコンテンツを提供するメディアとしての役割を持っています。
今後は、お客様のタワーレコードのご利用情報を、店舗アプリと連携する等し、うまくCRMに活用していけたらと思っています。