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オムニチャネル戦略やO2O事例を読み解く専門メディアモバイルマーケティング研究所

調査結果から見えてきた、O2Oが加速した大きな理由

 Post by MML編集部

2000年初頭にクリック&モルタルで販売チャネルを増やす手法としてネット活用され、さらにチェックインクーポンという手法で、ネットから集客するO2Oの手法が登場しました。O2Oサービスが提供されている取り組みは面白い事例が多くありますが、その前に気になるのが、市場動向です。

3人にひとりが利用するO2Oアプリ

クロスマーケティングの「O2Oサービス利用状況調査」によると、O2Oアプリをダウンロードしたユーザーは、全体の43.0%で、実際にクーポンを実店舗で利用した経験経験のあるユーザーは35.6%となり、3人に1人がO2Oアプリを利用していることになります。

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同調査(※1)によると、クーポンの利用先業種で、トップが飲食店となっており、約73%のユーザーが利用経験があると回答しています。以下、コンビニ、家電量販店やアパレル、そしてドラックストアと続き、日常生活で利用できるクーポンがO2Oを利用するユーザーに人気があることが伺えます。

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クーポン利用の方法は異なりますが、スマートフォン上にクーポンが画面表示され、紙のアナログクーポン利用よりも利便性が高いという点。そして、何よりもスマートフォンのユーザー数が増加したことが、O2Oを加速させているといっても過言ではない状況です。

消費者行動とネットつながりの変化がO2Oを加速

スマートフォンユーザー数増加に加えて、O2Oを語る上で欠かせないのが、消費者行動の変化、そしてネットつながりであるSNSやクチコミサイトなどの消費者生成メディアを参考にする消費者が増えたことも一因となっています。

東急エージェンシーの「O2O買い物?動レポート」の調査によると、実店舗だけでなく、ネットショップでも、欲しい商品を見つけても、衝動買いをせず思い留まる傾向が伺えます。例えば、ネット、実店舗の両方で欲しい商品を見つけても保留する消費者が、前者は74.6%、後者は72.2%と、確実な情報を得てから購入する消費者行動となっています。

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欲しい商品の詳細を検討する情報源は、「実店舗」「メーカーサイト」「比較・クチコミサイト」の3大経路と同調査(※2)では指摘しています。購入を保留する調査から理解できるように、ネットや実店舗で見て、逆ベクトルで確認する消費者行動は裏付けられていますが、クチコミサイトなどから情報を得て、購入を検討する消費者行動となっています。

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検討後は、購買行動へと移りますが、その際にO2Oアプリなどのクーポンを店舗などで利用するユーザーも高い傾向があります。クロスマーケティングの調査(※1)では、O2Oアプリの割引クーポンなどを活用するユーザーが90%弱となっており、アプリ利用者の大多数が、購入の際に割引クーポンなどを利用していることが理解できます。

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また、割引クーポンだけでなく、店頭での試供品等の配布クーポンも利用者が55%と高い数値となっており、業種によっては効果があることが理解できます。

消費行動前に、実店舗やネットで検討して、購買行動へと移る現代の消費者の後押しをすることができるのが、O2Oアプリの特徴の1つともいえます。さまざまな活用事例を次回から紹介していきます。

 

参考文献

(※1)株式会社クロス・マーケティング O2Oサービス利用状況調査
http://www.cross-m.co.jp/news/release_detail.html$/rid/22556

(※2) スパイラルする買い物行動。キーワードは3つのR。O2O買い物行動レポート(トップライン版)
http://www.tokyu-agc.co.jp/news/2013/report20130109.pdf