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オムニチャネル戦略やO2O事例を読み解く専門メディアモバイルマーケティング研究所

O2Oとは?日本におけるO2Oの歴史と初期の導入事例について

 Post by MML編集部

経済産業省発表の「平成24年度我が国情報経済社会における基盤整備(電子商取引に関する市場調査)報告書」より、国内O2Oの起源と初期導入事例についてまとめました。

o2o

ネット料金の定額制から始まったO2Oのベース

日本におけるO2Oの始まりは、ネット接続の定額制と同時期、2000年代前半が起源といえます。当時の用語では「クリック&モルタル」と呼ばれていました。

なぜO2Oの話なのに、ネット接続定額制の話題かと疑問に思うかもしれません。しかし、大きな相関関係があるのです。それまでネット接続は、電話回線でアクセスポイントへ接続し、一部サービスを除き、電話料金を支払う必要がありました。このようなサービス状況では、誰もが電話代を支払ってまで、ネットで買物をしようとは考えないはずですが、定額制になり、多数登場したのが、ネットショップです。

特に大手の量販店などでは、いち早くネットショップを導入しましたが、そこで登場するのが、クリック&モルタルです。クリックとはネットショップを指し、モルタルとは実店舗を意味します。クリック&モルタルでは、実店舗だけでなく、新たな販売チャンネルとしてネットショップを活用。相乗効果を狙った手法といえ、購買履歴やポイントなどの顧客管理を一元化することが可能となりました。

顧客側もネットショップと実店舗で、変わらない価格、そしてポイント付与サービスなどのメリットもあり、利用者も拡大していきましたが、スマホ、そしてSNSの利用者拡大で、マーケティング戦略も新たな手法へと変化していきます。それが「O2O」なのです。

ネットからお店へ足を運んでもらうO2O

販売チャネルを増やす手法がクリック&モルタルであれば、実店舗への誘導施策が「O2O」といえます。O2Oは、「Online to Offline」の略で、ネット上でクーポンなどを発行し、顧客を実店舗へ誘導し、メリットを与える手法です。020が注目を浴びるようになってきた背景には、スマートフォンやSNSの普及が背景に挙げられます。

周知の通り、スマートフォンは、携帯電話とパソコンの機能を持ち合わせており、現在地周辺の店舗情報を検索することも容易です。そこで、クーポンなどのメリットを持たせることで、集客が見込まれます。そして、クーポンを利用して得たメリットを消費者は、自らのSNSへ投稿することで、クチコミとして伝播していき、共感を得た潜在顧客の来店を誘発することもできるのです。

現在、O2Oの手法はさまざまですが、日本のO2O初期段階では、チェックインクーポンが主流でした。2011年頃より、大手企業が利用を開始。独自のアプリケーションを開発してアプリからクーポンを配布するか、既存SNSサービスを活用してクーポン発行などをおこなっていました。

前者の事例の場合は、ファストファッションのGAPでは、独自のアプリを会計時に使用すると、クーポンや限定グッズなどを手に入れる取り組みなど、さまざまなO2O施策をおこなっています。後者の事例では、さまざまなSNS活用で、ブランディングに成功しているローソンのケースがあります。ローソンは、位置情報サービス、そしてSNSとゲーム性を合わせた「ロケタッチ」を利用し、ローソンの店舗で位置情報を記録した会員に特別なシールを提供。枚数に応じて、懸賞に参加できるキャンペーンを実施していました。

初期段階での020施策であるチェックインクーポンについて簡単に説明しましたが、スマホアプリを利用したO2O事例は増加傾向にあります。次回は、調査とともに、事例と現状を解説していきます。

【参考文献】

平成24年度我が国情報経済社会における基盤整備(電子商取引に関する市場調査)報告書 経済産業省
http://www.meti.go.jp/press/2013/09/20130927007/20130927007-4.pdf