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オムニチャネル戦略やO2O事例を読み解く専門メディアモバイルマーケティング研究所

クーポンでカード利用を促す「CLO」日本でも普及へ

 Post by MML編集部

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日本は欧米諸国に比べて、クレジットカードをあまり利用しない国だと言われてきました。近年は日本のカード利用率も増加していますが、同時に一人が何枚ものカードを所有する供給過剰の傾向が強くなっています。そのような状況の中、クレジットカードをはじめとした決済サービス会社にとって顧客獲得は大きな課題です。

そこで注目されるのが、特典を付与によってカードの利用を促すCLO(カード・リンクド・オファー)。これは、クレジットカードを利用したユーザーに対してオンラインでクーポンなどの特典を提供するマーケティング手法。過去の利用履歴などのデータを使うことで的確なターゲティングが可能になるといったメリットがあります。

特典でカード利用を促すCLO

ユーザーはあらかじめ自分のクレジットカードをCLOサービスに登録し、提供されるクーポンを使ってクレジットカード決済で買い物をすることで特典を受け取ることができます。

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クーポンの提供には、各社がさまざまな手法を取り入れています。CLOサービスを自社開発するアメリカンエキスプレスは、クレジットカードをFacebookやTwitterのアカウントと関連付けることで、タイムラインから特典を受け取れる仕組みを採用しています。また、米Cardlytics社は、クレジットカードの明細に特典を記載して利用を促すことでユーザー数を伸ばしています。

発祥の地である米国では、すでに年間10億ドルを超える市場となっているCLOですが、日本では今ひとつ盛り上がりに欠けているのが現状です。しかし、最近になって日本でもCLOを活用しようという動きが活発になってきました。

NRIとセディナが1万人を対象に実証実験

野村総合研究所(NRI)は2014年7月、セディナとともにCLOの実証実験を開始しました。約1万人のモニター会員を募集して、参加店と協力しながらクーポンの配信を行います。

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三井アウトレットパークやららぽーとなどの大型ショッピングセンターや洋服の青山、ディノスなどが参加し、店舗が決めた曜日や時間帯、場所などの条件に従ってNRIがクーポンを配信。モニターはアプリからクーポンを選択し、クレジットカードで支払いを行うことで割引分のキャッシュバックを受けることができます。

また、大日本印刷と日本ユニシスは2014年秋よりCLOサービスを展開し、2016年に15億円の売上を見込んでいるとのこと。そして、ITホールディングスグループのTISと米カードスプリング社も、日本国内でのCLOサービスの展開を予定しています。

購入履歴からユーザーに合ったクーポンが提供されることや、スマホから手軽にクーポンを取得できるなどユーザーのメリットも大きいCLO。今後は日本でも増えていくのではと注目されています。

関連情報

アメリカのカード連携特典(CLO)サービスまとめ
http://finance-startups.jp/2012/07/us-card-linked-offer/