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Google Analyticsで(not provided)や(direct)が増加!解決方法とは?

 Post by MML編集部

Google Analyticsによるアクセス解析で、検索されたキーワードが表示されずに頭を悩ませている担当者も多いのではないでしょうか? キーワードが表示されない原因と、その改善方法となる常時SSL化のメリット・デメリットをまとめました。

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非SSLからSSLへのリダイレクトで、“not provided”が90%まで上昇!

Googleは2012年3月、いままでどんな状態でも検索結果ページは「HTTP」を含んだ非SSLページで表示されていたものから、今回、Googleアカウントにログインした状態でキーワード検索を行うと検索結果のページが「HTTPS」を含んだSSL対応のページで表示するよう変更されました。

さらに2013年9月には、ログインの有無にかかわらず全ての検索結果ページはSSLで表示される変更になりました。これは、Googleの非SSLページの検索画面でキーワード検索をしても検索結果はSSLページで表示するようリダイレクトされる仕様となりました。

これらが影響して、Google Analyticsで検索キーワードのログを集計すると“not provided”と表示されてしまい、ユーザーがどのようなキーワードで検索してサイトにたどり着いたのかが分からないという状態が起きるようになったのです。

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“not provided”をカウントしているアメリカのウェブサイト「Not Provided Count」の集計によると、SSLの一次対応を行った2012年3月当時、not providedが表示されたサイトは11%でした。それが、SSLの二次対応を行った2013年9月には約45%にまで上昇、そこからさらに上昇を続け、2014年12月には90%に到達、それ以降はやや減少して80%程度となったようです。

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アクセス元やアクセス先がHTTPSページだと、リファラーの受け渡しが行われない

完全SSL化の影響はGoogle検索だけではないようです。Google Analyticsのリファラーでは、最近になって(direct)が増加しています。これはHTTPSに対応したページからHTTPのページに訪問した場合にリファラーの情報を受け渡さないことが原因となっているようです。

では、HTTPとHTTPSページ間での受け渡し状況はどのようになっているのでしょうか?
この表から分かる通り、アクセス元がHTTPSのページの時やアクセスの先ページがHTTPページだった場合には、リファラーの情報を受け渡さないようになっています。このような状況がGoogle検索結果のページにも起こっているため、Google Analyticsでログ解析を集計するとうまく表示されないというわけです。

20150612ssl03

リファラーの情報を表示させるには、常時SSL化が有効!

では、リファラーの情報を表示させるためにはどうしたらよいのでしょうか? そのためには、リファラーを取りたいサイト全体をSSL化(常時SSL化)してしまう方法が有効です。常時SSL化を行うと、リファラーが見られること以外にもメリットがあります。

たとえば、GoogleはHTTPS化されたサイトを優遇して上位表示させると発表しています。また、HTTPのページを単純にHTTPSへ変更する際には、即座に反映されるとの発表もあります。つまり、「HTTPSへ変更したいけど、なかなか変更されずにペナルティを受けるのは困る」という場合にはとてもメリットが大きい方法なのです。

表示速度やインデックス化にも大きな問題はない

それでは、逆にHTTPSへ変更するデメリットはあるのでしょうか?以前はSSLに対応するとページの表示速度が遅くなる場合がありましたが、最近は通信環境が向上しているので、スマホからのアクセスであっても表示速度が遅くなることはないようです。

また、HTTPSページのインデックスがなかなか表示されないという問題もありましたが、先述の通り、HTTPSページを即座にインデックス化するという話がGoogleから発表されているので、こちらも大きな問題はないでしょう。

もう一つの懸念材料として、ソーシャルメディアで蓄積された「いいね!」などのデータがHTTPS変更時に移管されるかどうかという点があります。この問題については、HTTPSへ変更されると一旦リセットされるものの、数週間から数か月で元の状態に戻るとのことなので心配いらないようです。

・Facebook:  元の状態に戻る(○)
・LinkedIn:  元の状態に戻る(○)
・Google +1:  元の状態に戻る(○)
・Google shares:  元の状態に戻らない(×)
・Twitter:  元の状態に戻らない(×)
・Pinterest:  元の状態に戻らない(×)

いかがでしょうか? ウェブサイトのSSL化をせずにいると、ログの情報が取れず、アクセス解析に支障をきたす事態につながります。特にGoogle Analyticsを利用している企業では、その影響は大きなものとなるでしょう。そのため、もしSSL化を考えているのであれば、すぐに行うことをおすすめします。