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オムニチャネル戦略やO2O事例を読み解く専門メディアモバイルマーケティング研究所

Amazonは実店舗の経営からどのように強みを生かすのか?

 Post by MML編集部

Amazonが初の実店舗を出店する計画だといわれています。ネット専業サービスの企業が実店舗を出すことにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

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Amazonが出店を予定しているのは、ニューヨーク市の34丁目通り沿い。この場所はおしゃれなショッピング街から離れた雑然とした場所に位置します。そのため、今回の実店舗は一般的な書店として機能するものではなく、ネットで注文した商品の受け取りや当日配送分の中継基地として活用されることになりそうです。

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アメリカは日本に比べて流通網が未発達で、当日配送をスムーズに届ける環境ではないのが現状とのこと。今回の店舗は当日配送便を効率的に届ける戦略的店舗として活用される可能性があります。

また、スマートフォンの「Fire Phone」や電子書籍の「Kindleシリーズ」、STB「Fire TV」などAmazonが提供しているデジタル製品を実際に体験できるショールームとしての活用も考えられるでしょう

実店舗で試着し、ネットで購入するボノボス

ネット専業サービスの企業が実店舗を持つケースはAmazonだけではありません。メンズファッションの「ボノボス」は試着品専用の実店舗を運営しています。

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これは店舗では試着と店員によるアドバイスだけを行い、商品の購入はネットから行うというスタイル。創業者アンディ・ダン氏による「その場で商品を買うことによって得られる瞬間的な満足感よりもサービスの方が重要」との考えから実現したものです。

ターゲットを20代に絞り人気を博した貸し衣装サービス

ネットを活用してドレスなどの貸衣装を提供する「レント・ザ・ランウェイ」は、実店舗を出すにあたり顧客層を20代に絞り、ドレスのほかにバックやアクセサリーを充実させました。

また、注目度の高いデザイナーズ商品を揃えて最新ラインの追加を頻繁に行うことや、専門アドバイザーが体形に合うドレスを用意できるようにするといった事を意識した結果、人気サービスとなったそうです。

オンラインでは体験できない試供品の入手が可能に

定期購入コマースサイトの「バーチボックス」は、これまでレディースは月額10ドル、メンズは月額20ドルで定期配送していた商品を手に取って試すことができる実店舗をオープンしました。

オンラインでは体験できないヘア、ネイル、メーキャップアイテムを直接試すことができ、好みの試供品のなかから5点を15ドルで購入できるサービスを提供しているとのこと。

今回ご紹介した3つの事例は、いずれも懸念されていたオンラインの弱点をうまく改善し、実店舗にしかできないサービスを提供しています。今回のAmazonに限らず、今後はこのような実店舗ならではの強みを生かしたサービスを提供する企業が増えていくかもしれません。