
お薬や化粧品、日用品またはサービスを通して健康なくらしをお手伝いする株式会社新生堂薬局。
今回は、株式会社新生堂薬局の内藤様と中村様に、ModuleAppsでのアプリ開発の決め手やアプリ公開後の変化、公式アプリを活用した具体的な改善事例についてお話を伺いました。
課題 |
・アプリの自由度の低さ
・マーケティングオートメーション(MA)の実装 |
---|---|
効果 |
・業務効率化で販促費削減
・アプリ19万ダウンロード達成 |
展望 | ・遊びのある楽しいMyアプリに |
お客様一人ひとりに合わせたクーポンを提供するアプリ!
――ご担当者様の業務
内藤様|お客様へのサービスの告知、お店への集客をサポートするなど新生堂薬局のファン作りが主なミッションです。
中村様|アプリの運用や、デジタルツールの運用を担当しています。元々デザイナーとして入社していますので、アプリのクリエイティブの作成なども担当しています。
――アプリの紹介、特徴
内藤様|新生堂アプリは当社が発行しているポイントカード「ハッピーカード」をアプリ内で表示して使用できます。ハッピーカードに現金をチャージして使用する機能があり、それもアプリ内で実装しています。また、お客様に適したお得なクーポンを出しています。
金額面と自由度の高さが決め手!大手グループという安心感も後押し
――アプリ開発前の課題
中村様|元々自社アプリを保持していたのですが、カスタマイズできる範囲が少なく、バナーの枚数制限などの課題がありました。それらを解決するため、またマーケティングオートメーション(MA)を実装したいという目標がありまして、以前のアプリでは実現できなかったことを解決するため、DearOneさんのModuleAppsの導入を決定しました。
――アプリ開発の経緯
内藤様|元々依頼していたアプリ開発会社は、当社が意図する要望にこたえることができず、満足する結果が得られませんでした。サポート面でも返答が少し遅かったり、カスタマイズできる範囲が少なかったりしたので、今まで以上に、お客様に利用していただけるアプリを目指してアプリを作り直しました。
――ModuleAppsを知ったきっかけ、DearOneを選んだ決め手
内藤様|ModuleAppsについては、サポートしていただいた協力会社さんにご紹介いただきました。私たちが望んでいる内容をどこの取引先さんが実現できるのかを代行して選考していただきました。導入するにあたって、金額面やカスタマイズ性を見て、当社と合致したためModuleAppsの導入を決定しました。また、「NTTドコモグループ」ということでの信頼や安心感もありました。
――リニューアルの方向性
内藤様|元々あった機能をもっとお客様に使っていただきたいので、そのためにはお客様に適した情報を出し分けられるように考えていました。具体的にはクーポンもお客様に適したものを届けたいと考えていまして、それらが実現できるソリューションを探していました。当時は、MAツールを使いながらアプリを使っていこうかと社内で議論していましたが、お客様に応じてクーポンやお知らせを通知できる機能を兼ね備えた形で紹介いただきましたので、ModuleAppsを導入するに至りました。
――アプリ開発中に苦労した点
中村様|開発はスムーズに進められたので、特にこれといって苦労した点はありません。元々アプリを運用していたので、流用できる仕組みも多く、大きく新しいシステムを開発することはありませんでした。
使い勝手のいいアプリ作成に成功!業務の効率化で販促費削減も達成
――公開後、お客様の反応
内藤様|ポイントカードやクーポンなど、主力となるコンテンツは同じものを使っていまして、以前のアプリよりも様々なリンク先が設定でき、アプリを使うほどお客様は新生堂薬局の様々な情報を得る事が出来て起動頻度も高くなりました。お客様から「使い勝手が良くなった」などの声をいただいています。
――アプリ活用後の変化
中村様|元々新型コロナウィルスが蔓延する前にアプリを導入したのですが、アプリがあることによって、『密を避けた施策』を実施することができました。例えば、数日間に集中して実施していた『ポイント10倍デー』などを、アプリクーポンに切り替え、集客を分散するような形で実施しました。また、緊急事態宣言等の影響で営業時間の変更が発生した場合でも、すぐに情報をお届けできるのはアプリのいい面だなと感じています。
先日も台風の影響で営業時間変更の情報を配信したところ、通常の4倍ほどの閲覧数がありました。やはりお客様が必要としている情報を即座にお伝えできることの重要性を再認識しました。
――アプリ活用での改善の事例
中村様|おかげさまで、19万ダウンロードを達成しました(2022年10月時点)。
――今後リリース予定の新機能や、アプリで改良していきたい点
中村様|現在は店舗でポイントカードをお作りいただいた方向けのアプリになっているのですが、年明け頃を目処にアプリ上で登録を完了できるように開発を進めています。
また、健康情報やゲーム機能を搭載して、お買い物以外のシーンでも、お客様が楽しんで開いていただけるアプリを目指しています。
――部署やDX全体としての今後の目標
内藤様|元々DXを進めていこうという話はありました。「お客様がもっと便利になる」「社内でも従業員が業務効率化を進められる」という2軸でDXに取り組んでいます。アプリが販促の軸になると思っていますので、MAを活用することで、販促費のコントロールもできますし、お客様一人ひとりに適したクーポン、お客様に適したMyアプリにしていきたいと思っています。そのために、MAを活用して、お客様に適した情報、クーポンが欲しいと思ったタイミングで届くように進めていきたいと思います。
――業務効率化が進んだアプリの効果
中村様|これまではすべて紙で発行していたクーポンの一部をアプリに搭載できました。アプリ会員の方にはアプリを通して発行することで、年間約25%の印刷費の削減に繋がっています。
――DearOne社、ModuleAppsに今後期待すること
内藤様|スマホの時代になり、お客様が様々なアプリをダウンロードしています。そのため、ModuleAppsのアプリ間をスムーズに行き来できる送客機能を開発して、実装していただけたらと期待しています。