
本日は、武蔵野銀行の山田氏、根本氏に武蔵野銀行アプリを導入した背景から、苦労した点、今後の目標などをお伺いしました。
――「武蔵野銀行アプリ」についてご紹介ください。
武蔵野銀行アプリは、残高照会や税金支払機能「Payb」などの金融機能を搭載しているほか、埼玉県内で使えるレストランなどのクーポンや埼玉県に関するイベント情報の配信をしている公式のポータルアプリです。
新たなお客さまとの接点を創出したい
――今回、武蔵野銀行アプリを導入した背景は何ですか?
当行では、このアプリが登場する以前から「むさしのダイレクト」アプリと「口座開設アプリ」を導入していました。この2つは、セキュリティや口座開設の機能が特化したアプリですが、当行もスマートフォンを活用した新たなお客さまとの接点を創出したいとの思いから、武蔵野銀行アプリを導入しました。
――アプリの導入で苦労した点はございますか?
今までのアプリは目的が明確化されていたため、スムーズに話が進みました。しかし武蔵野銀行アプリは、新たなお客さまとの接点を創出したいというところから始まったものですから、機能はどういうものが必要かを考えるところから始まって、とても難航いたしました。
私どもも、初めてのことが多くてとても苦労いたしましたが、そこはロケーションバリュー様にサポートいただいて、無事リリースできました。
キャンペーンを開始するとアプリの稼働率も増加
――「県内で使えるお得なクーポン」はとてもユニークな機能ですね。
金融の機能以外でも、日々お客さまと接触できる機能はないかと考えているなか、ロケーションバリュー様からクーポン機能をご提案いただき、当行のお客さまと協業したクーポン配信に取り組ませていただきました。
また、当行は、「埼玉西武ライオンズ」や「大宮アルディージャ」のスポンサーをしておりまして、それに関連した観戦チケットやサイン入りユニフォームのプレゼントは非常に反響がございました。当行のお客さまにも熱心なファンの方が非常に多いものですから、最近では定期的にキャンペーンを行っております。キャンペーンを開始するとアプリの稼働率が上がりまして、反響の大きさに驚いています。
ModuleAppsの導入で開発負荷が抑えられた
――ModuleApps の印象はいかがですか?
ModuleAppsはアプリの基本機能が揃っていますから、開発の負荷もそれほど無く、ライトな感じで導入できました。そのため、最初の開発段階はスムーズに行けました。
その後も、武蔵野銀行アプリであんなことしたい、こんなことしたいとロケーションバリュー様にご相談するケースがございますが、基本機能を活用すればできますよと回答をいただくので、非常に使い勝手の良いサービスだと感じております。
――今後の目標をお聞かせください。
多くの方にアプリを利用してもらいたいと思っております。そのためには、ダウンロード数を伸ばせるような便利な機能の追加やビジュアルを変えていく必要があると思っております。
今後は、API連携など新しい機能が導入されることで、今まで取得できなかった情報が分かるようになるため、当行もビッグデータを活用してデータを分析し、プッシュ通知を個別に配信することなど、お客さまとの接点を創出できるよう推進していきたいと考えております。